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ヒメヌマエビ : ウィキペディア日本語版
ヒメヌマエビ

ヒメヌマエビ(姫沼蝦)、学名 ''Caridina serratirostris'' は、エビ目(十脚目)・ヌマエビ科に分類されるエビの一種。インド洋と西太平洋熱帯亜熱帯域に広く分布する淡水エビ類の一種である。
近似種に コテラヒメヌマエビ ''C. celebensis'' De Man, 1892 という別種がいるが、ヒメヌマエビの亜種の可能性も指摘されている。

==特徴==
成体の体長はオス15mm、メス25mmほどで、ミナミヌマエビよりも小型である。額角は長く、前方に水平方向に伸びる。額角の上下縁には鋸歯が並び、このうち上縁の歯は額角だけでなく頭胸甲の背中側まで続く。体型は丸みを帯びた紡錘形で、歩脚は細く短い。
複眼はく、体は有色部と白色部にくっきり色分けされる。模様のパターンは二通りあって、背中にっぽい太い縦線が入るものと、体に数本の白っぽい横しまが入るものがいる〔三宅貞祥『原色日本大型甲殻類図鑑 I』ISBN 4586300620 1982年 保育社〕。横しまの個体にはしまが太く、規則的な横しまになるものもいる。有色部の体色は赤、茶色、緑黒色、黒など鮮やかで変異に富む。ただし飼育下では有色部が半透明の灰褐色くらいまで褪色することがある。
複眼の後ろに5個以上の鋸歯が並ぶのでミナミヌマエビやミゾレヌマエビなどと区別できる。トゲナシヌマエビのメスにも似た個体が出るが、こちらはヒメヌマエビより額角が短く大型である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ヒメヌマエビ」の詳細全文を読む




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