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ヒメヌマエビ属 : ウィキペディア日本語版
ヒメヌマエビ属[ひめぬまえびぞく]

ヒメヌマエビ属、学名 ''Caridina'' は、ヌマエビ科の属の一つ。ヌマエビ科の中でも最多の種を抱えるグループである。タイプ種トゲナシヌマエビ ''C. typus'' H. Milne Edwards, 1837 である。
南日本を含むインド太平洋沿岸の熱帯・亜熱帯域に多くの種類が知られ、低緯度ほど種類数・個体数とも多い。日本産ヌマエビ類でも約20種のうち半分が本属であり、南西諸島で種類が多い。
頭胸甲は眼上棘(複眼の上の棘)がなく、前側角(眼と触角の下、口の横に突き出た部分)も棘にならず丸みを帯びる。また、地下水生の種類でも眼は完全には退化せず、少なくとも外形は残る。
等の淡水域、更には地表のみならず井戸洞窟等の地下水脈にも生息し、種類によって好みの環境に棲み分ける。繁殖形態は大卵少産種と小卵多産・両側回遊種に分けられる。小卵多産・両側回遊種は孵化したゾエア幼生がに流下して成長するため、分布域が広い。一方の大卵少産種にはタイプ産地だけに知られる種も多い。スラウェシ島では古代湖で多くの固有種が発見されている。
他のヌマエビ類と同様にアクアリウムにおける飼育対象となり、ヤマトヌマエビ ''C. multidentata'' をはじめとした地表淡水生の各種が流通している〔三宅貞祥『原色日本大型甲殻類図鑑 I』ISBN 4586300620 1982年 保育社〕〔Fenner A. Chace, Jr."The Caridean Shrimps (Crustacea:Decapoda) of the Albatross Philippine Expedition, 1907-1910, Part 7: Families Atyidae, Eugonatonotidae, Rhynchocinetidae, Bathypalaemonellidae, Processidae, and Hippolytidae" Smithsonian Contributions to Zoology No. 587,Smithsonian Institution Press, Washington, D.C. 1997〕〔Kristina von Rintelen, Yixiong Cai"Radiation of endemic species flocks in acient lakes: Systmatic revision of the freshwater shrimp ''Caridina'' H. Milne Edwards, 1837 (Crustacea: Decapoda: Atyidae) from the ancient lakes of Sulawesi, Indonesia, with the description of eight new species" The Raffles Bulletin of Zoology 2009 57(2): 343-452〕〔Sammy De Grave, N. Dean Pentcheff, Shane T. Ahyong ''et al''. (2009)"A classification of living and fossil genera of decapod crustaceans" Raffles Bulletin of Zoology, 2009, Supplement No. 21: 1–109, National University of Singapore〕。

==構成種==
2009年の時点で現生種279種・化石種1種が記録されている。21世紀に入ってもなお、アフリカ東南アジア中国等の各地で新種が報告されている〔〔〔〔〔Yixiong Cai, Peter K. L. Ng, Shigemitsu Shokita, and Kiyoshi Satake"On the species of Japanese Atyid shrimps (Decapoda: Caridea) Described By William Stimpson (1860)" Journal of Crustacean Biology 26(3):392-419. 2006 - ウィリアム・スティンプソンが記載した ''Caridina acuminata'' Stimpson, 1860(和名ヒラツノヌマエビ)、および''C. brevirostris'' Stimpson, 1860 は、ミナミオニヌマエビ ''Atyoida pilipes'' (Newport, 1847) のシノニムであることが示された。〕〔Jasmine Richard and Paul F. Clark"''Caridina nilotica'' (P. Roux, 1833) (Crustacea: Decapoda: Caridea: Atyidae) from East Africa, with descriptions of four new species" Proceedings of the Biological Society of Washington 118(4):706–730. 2005.〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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