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ヒメハギ科 : ウィキペディア日本語版
ヒメハギ科[ひめはぎか]

ヒメハギ科 (Polygalaceae) は被子植物のひとつ。世界的に広く分布し17-19属、900-1000種を含む。特にヒメハギ属 (''Polygala'') が多い。
==特徴==
草本または低木は両性で左右相称。がくおよび花弁は普通各5枚、内側のがく2枚が花弁状になるものが多い。花弁は下3枚が合生して舟形になるものが多く、上2枚が小さい(またはない)。雄蕊は多くは8本、子房は上位2室で蒴果または核果を作る。種子には附属体(カルンクラ)がありアリがこれを好んで種子を運ぶ。
日本にはヒメハギカキノハグサヒナノキンチャクヒナノカンザシ等が自生する。サポニンを含み、セネガイトヒメハギ漢方薬:遠志=オンジ)などが薬用(去痰・鎮咳薬)として用いられる。
従来はトウダイグサ科ムクロジ科にやや近縁とされており、クロンキスト体系では独立のヒメハギ目としている。しかし最近のAPG植物分類体系ではマメ目に含めている。
ヒメハギは名の通り見かけがハギに似ており、左右相称の花は一見マメ科の蝶形花に似ているが、マメ科との直接的な関係はないと考えられている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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