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ヒメハルゼミ : ウィキペディア日本語版
ヒメハルゼミ

ヒメハルゼミ(姫春蝉)、学名 ''Euterpnosia chibensis'' は、カメムシ目(半翅目)・セミ科に分類されるセミの一種。西日本各地の照葉樹林に生息し、集団で「合唱」することが知られる。

== 特徴 ==
成虫の体長はオス24-28mm、メス21-25mm、翅端まで35mmほどで、ハルゼミと同じくらいの大きさである。外見も名のとおりハルゼミに似るが、ハルゼミより体色が淡く、褐色がかっている。前翅の翅脈上に2つの斑点があり、さらにオスの腹部には小さな突起が左右に突き出る。頭部の幅が広いが、体は細長い。オスの腹部は共鳴室が発達してほとんど空洞となっており、外観も細長い。いっぽうメスは腹部が短く、腹部の先端に細い産卵管が突出する。
基亜種ヒメハルゼミ ''E. c. chibensis'' は西日本の固有種で、新潟県茨城県以西の本州四国九州屋久島奄美大島徳之島に分布する。学名の種名 "''chibensis''" は「千葉に棲む」の意である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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