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ヒロイック・ファンタジー : ミニ英和和英辞書
ヒロイック・ファンタジー[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ヒロイック・ファンタジー : ウィキペディア日本語版
ヒロイック・ファンタジー[ちょうおん]
ヒロイック・ファンタジー()は、ファンタジーのサブジャンルのひとつ。1963年L・スプレイグ・ディ・キャンプが編集したアンソロジーの副題にこの言葉が初めて用いられた。また、その内容から「」()という別名で呼ばれることもあり、こちらは1960年代初頭にフリッツ・ライバーが命名したものである〔デイヴィッド・プリングル編 『図説 ファンタジー百科事典』 日本語版監修 井辻朱美、東洋書林、2002年、60頁。〕〔小谷真理 『ファンタジーの冒険』 筑摩書房〈筑摩eブックス〉、第3章 ファンタジーのニューウェーブ、†リン・カーター登場(原著1998年 ちくま新書)〕。
==定義==
ディ=キャンプ自身の言葉を借りるならば、ヒロイックファンタジーとは「魔法が働き、近代科学や技術がまだ発見されていない空想世界を舞台にした戦いや冒険の物語」である。それはしばしばヒーローが住む国、時には世界全体の運命と関わる壮大な冒険となり、善と悪の対立と最終的な善の勝利をモチーフとする。
架空の世界を主な舞台としている点ではハイ・ファンタジーに分類しうるものであるが、「ヒロイック・ファンタジー」という言葉で分類された場合、英雄がその超人的な力をもって悪と戦い勝利する物語という意味合いが強い。再びディ=キャンプの言葉を借りれば、「それは現実逃避小説であり、読者は現実世界を離れ、男は全て強く、女は全て美しく、人生は全て冒険に満ちており、全ての事柄が単純明快である世界へと抜け出す。そこでは誰も所得税だの、落ちこぼれ問題だの、公共医療制度だのを問題にしない」''(引用は1967年エース版「コナン」序文より)''。
が編集した『ファンタジー百科事典』は、ヒロイック・ファンタジーというジャンルはヒーローについてのファンタジーというだけでなく、作者によって創作された背景世界やストーリーの雄大さ (heroic scale) といった広い意味で理解されるべきであるとして、ハイ・ファンタジーあるいはエピック・ファンタジー(叙事詩ファンタジー)とも呼ばれる異世界ファンタジーをヒロイック・ファンタジーとして扱っている(ただし、エピック・ファンタジーという用語は500頁を超えるような長大な作品に対して使われることが多く、本来はパルプ・フィクション形式である「剣と魔法の物語」とは区別される)〔デイヴィッド・プリングル編 『図説 ファンタジー百科事典』 日本語版監修 井辻朱美、東洋書林、2002年、65-66頁。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ヒロイック・ファンタジー」の詳細全文を読む




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