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ヒロクチカノコガイ : ミニ英和和英辞書
ヒロクチカノコガイ
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


ヒロクチカノコガイ ( リダイレクト:ヒロクチカノコ ) : ウィキペディア日本語版
ヒロクチカノコ

ヒロクチカノコ(広口鹿の子)、学名 ''Neripteron cornucopia'' (南西諸島以南産)もしくは ''Neripteron'' sp. (九州以北産)は、アマオブネガイ目アマオブネガイ科に分類される巻貝の一種。南日本を含むインド太平洋熱帯域の汽水域に分布する半球形の巻貝である。和名末尾に「貝」をつけ「ヒロクチカノコガイ」とも呼ばれる。
従来は三河湾以西の沿岸域に分布するとされていたが、三河湾から九州までに分布する個体群と南西諸島以南産との間には遺伝形質や形態等の差異があり、九州以北産を未記載種 ''Neripteron'' sp. とする見解が登場した。このため2009年現在は「ヒロクチカノコ」という和名の中に2種が含まれている現状となっている(後述)。
''Neripteron'' 属はカバクチカノコガイ属 ''Neritina'' の亜属として組みこまれていたため、学名は ''Neritina(Neripteron) cornucopia'' とすることもある。''Neritina violacea'' (Gmelin,1791)、または ''Dostia violacea'' (Gmelin,1791) とした文献も多いが〔内田亨監修『学生版 日本動物図鑑』北隆館 1948年初版・2000年重版 ISBN 4832600427〕〔波部忠重監修『学研中高生図鑑 貝I』1975年〕〔波部忠重・小菅貞男『エコロン自然シリーズ 貝』1978年刊・1996年改訂版 ISBN 9784586321063〕〔佐藤正典編『有明海の生きものたち 干潟・河口域の生物多様性』(解説 : 福田宏)2000年 海游舎 ISBN 4905930057〕、土屋(2000)・三浦(2007)らは ''Neripteron cornucopia'' としている〔奥谷喬司 編『日本近海産貝類図鑑』(アマオブネガイ科解説 : 土屋光太郎)2000年 東海大学出版会 ISBN 9784486014065〕〔三浦知之『干潟の生きもの図鑑』2007年 南方新社 ISBN 9784861241390 / 図鑑修正版 〕。

==特徴==
成貝は殻長20mmほどで、殻後方が尖った半卵形をしている。成貝は体層だけが大きく発達しており、螺塔は殻口右後方にあるが低小でわかりにくい。殻表は黄褐色-黒褐色で、個体によっては色帯や成長線に沿った波線等が出る。
殻口はD字形で石灰質・褐色の蓋がある。その周辺の殻口滑層は黒褐色で、殻後端を僅かに残して殻底の大部分に大きく広がり、斜め後ろ方向にもはみ出て角張る。滑層全体の形は横長の楕円形、またはD字形である。和名も殻口滑層が広いことに由来する。殻口は軸唇(直線部)に鋸歯状の低いギザギザが並ぶが、その他に突起などはない。イシマキガイカノコガイに似るが、殻口滑層が大きく広がること、殻頂が欠けないことで区別できる。
インド太平洋の暖海域に広く分布し、日本では南西諸島に分布する。マングローブなど河口の汽水域に生息する〔〔〔〔〔〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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