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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ヒンドゥスターニー語は、インド・アーリア語派に属する言語で、一般にはインドの公用語・ヒンディー語、およびパキスタンの公用語・ウルドゥー語として知られる複数中心地言語である。インド亜大陸北部に「ヒンディー・ベルト」と呼ばれる方言連続体を形成しているが、デリー方言(カリー・ボリー)が中心的な方言であり、標準ヒンディー語、標準ウルドゥー語はいずれもデリー方言を基礎としている。南アジア(特に北部)のリンガフランカであり、話者の多く住むフィジーでも公用語のひとつとなっている。 ==概要== 「ヒンドゥスターニー語」という語は、いくつもの異なった意味で用いられる。 # デリーを含む地域で話される自然言語。インド・アーリア語派中央語群の西ヒンディー諸語のひとつで、カリー・ボーリーとも呼ぶ。ウルドゥー語やヒンディー語の基盤になった。 # 19世紀にインド総督のベンティンクによってインドの官庁で使われる公用語に定められた言語〔井筒 (1952) p.175〕。ウルドゥー語から極端なペルシア語の影響を除いて、一般民衆の言語に近づけたもの。インドの独立後は公用語としての地位を失った。 # 現代におけるウルドゥー語とヒンディー語の共通部分、または両者の中間的形態、または両者の総称。 「ヒンドゥスターニー」の名称は当初第二の意味であり、「インドの言葉」を意味した。18世紀末にベンガル総督のマクファーソンの時代に、イギリス人によって命名された〔井筒 (1952) p.180〕。 新インド・アーリア語のひとつである(第一の意味の)ヒンドゥスターニー語を基盤としてウルドゥー語が成立したが、この言語には上層としてペルシャ語やアラビア語の語彙や文法の影響がきわめて強い。これらの借用語は多くの固有語を廃語に追いやった。後の『ヒンディー語』成立の際の言語純化でも、これらの固有語を復活させることはせず、代わりにサンスクリットからそのままの形の単語を新たに直接借用する形を取った。これらの分化は19世紀頃起こった。 現在では、ヒンディー語とウルドゥー語の総称として、また両言語の話者が日常生活に用いる両言語の混交、中間形態をさす言葉としても用いられる。これはおそらく北インドから西インドにかけての事実上の共通語であり、各地域・言語別に大別されるインド映画のうち「ボリウッド」と呼ばれるヒンディー語娯楽映画においても通常用いられる。 諸方言の中ではデリー方言がもっとも権威があり、ヒンディー語、ウルドゥー語共にデリー方言を基盤にしている。 その地位の高さから、インド語派に属する近縁の言語のみならず、ドラヴィダ諸語に属する南インドの言語にも強い影響力を持ち続けてきた。 上層言語としてサンスクリット、ペルシア語、アラビア語を持つ希有な言語であり、高級語彙の供給元の豊富な言語である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヒンドゥスターニー語」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Hindustani language 」があります。 スポンサード リンク
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