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ビキニ環礁(ビキニかんしょう、Bikini Atoll)は、マーシャル諸島共和国に属する環礁。ビキニ島ともいう〔須藤健一「ビキニ」世界民族問題事典、平凡社、2002〕。23の島嶼からなり、礁湖の面積は594.1平方キロメートル。 1946年から1958年にかけて、太平洋核実験場の一つとしてアメリカ合衆国が23回の核実験を行った〔太平洋核実験場全体では1946年から1963年の間に105回、同じマーシャル諸島ではエニウェトク環礁と合わせて69回の核実験が行われた。〕。 2010年、第34回世界遺産委員会において、ユネスコの世界遺産リスト(文化遺産)に登録された。マーシャル諸島共和国初の世界遺産となった。 == 核実験 == 1946年アメリカ合衆国は当時信託統治領であったビキニ環礁を核実験場に選んだ。住人170人は無人島のロンゲリク環礁に強制移住させられたが、漁業資源にも乏しく、飢餓に直面した〔。 1948年に米軍ミサイル基地クワジャリン環礁に寄留し、さらに無人島キリ島へと強制移住させられた〔。同年、実験場が隣のエニウェトク環礁に変更された。 1954年には再度ビキニ環礁にも戻り核実験は1958年7月まで続けられた。この12年間に23回の核実験が実施された〔国際原子力機関(IAEA) Conditions at Bikini Atoll 閲覧 2014-3-3〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ビキニ環礁」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Bikini Atoll 」があります。 スポンサード リンク
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