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ビスケット・オリバは、板垣恵介の漫画作品『グラップラー刃牙』シリーズに登場する架空の人物。アニメ版での声優は屋良有作。 == 概要 == 怪力無双のキューバ系アメリカ人。「ミスター・アンチェイン(繋がれざる者)」と呼ばれ、アメリカアリゾナ州にあるアリゾナ州立刑務所(別名・ブラックペンタゴン)に収監された囚人(受刑者)でありながら同刑務所を自由に出入りし、犯罪者を捕獲する特殊な立場にある。 刑務所内では彼のために特設された豪華なスイートルーム暮らしを満喫しているだけでなく、恋人マリアとの同棲、私服の着用や喫煙(葉巻を愛飲)、食事の中身も食前酒から食後のデザートまで贅を尽くしたものである。その上刑務所の壁の一角には、囚人達を脅して自らを称える内容の巨大肖像画を(本人曰く実際より髪の毛を多く)描かせるなど特別待遇であり、「ここ(アリゾナ州立刑務所)は私の国」と言い切っている。 図書館並みの蔵書を持つなど知識は豊富であり、日本語も堪能。一口飲んだワインの味を情景豊かに表現するなど知的な一面を持つ。「彼に知らないことは無い」とまで言われ、第3者には非公開の秘密会議の決定で日本から園田が会いに来ることや、表舞台に出ない格闘家である龍書文のプロフィール、地下闘技場で刃牙が見せた剛体術のことまで知っていた。基本的に紳士的で穏やかな態度を崩さないが、刑務所内での立場や喧嘩の強さなど、自分のアイデンティティーに関することを侵害されたなら、この限りではない。子供のように「喧嘩に負けたくない」と思い続けていることに関しては、オリバ本人も自分の欠点として認めている。 範馬勇次郎とは旧知の仲であり、しばしば対照的な描写がされている。範馬勇次郎の「地上最強」に対して「地上最自由」とも称され、刃牙に強くなるための秘訣を問われ「愛」と回答するなどがその代表例。その対象である恋人のマリアには奉仕に近い形で愛を捧げている。また、マリアがかつて住んでいた街で買ったハンカチを「リバプールを訪れる旅行客がビートルズを感じるのと同じ」という理屈で大事にしており、ゲバルにこれを自慢した際に唾を吐かれたときは、大声で泣き叫びながら駆け足で去っていった。その後このハンカチは丁寧に洗った上で引き続き大事にしている。 同作に登場する多くの格闘家達とは異なり、何かしらの格闘技を収めている様子はない(刃牙からも「格闘技をやっている動きではない」と称されている)。身体を鍛える理由も、恋人マリアのためと言い切っている。 劇中では「ミスター・アンチェイン」とは別に「アメリカで一番喧嘩が強い男」「全米最強」とも呼ばれている。オリバ自身にもそうした感覚はあり、後述する刃牙との闘い終盤では「自分の敗北=アメリカの敗北」だと本気で考えていた。反面FBI局長バート・アレンからは苦い顔で「合衆国の恥部」と吐き捨てられるなど、良くも悪くもアメリカの象徴と描写される。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ビスケット・オリバ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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