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vinylacetylene ===========================
ビニルアセチレン(Vinylacetylene)は、化学式C4H4で表される有機化合物である。無色の気体で、かつて有機化学工業で用いられていた。分子内にアルキンとアルケンの両方を持つ。 ビニルアセチレンは、十分な濃度があれば(圧力にも依るが30mol%以上)、空気が存在しなくても爆発するため、非常に危険である。特に、C4炭化水素を加工する化学工場等の圧力が高い場所では危険である〔Ritzert and Berthol, Chem Ing Tech 45(3), 131-136, Feb 1973, reproduced in Viduari, J Chem Eng Data 20(3), 328-333, 1975.〕。そのような爆発は、1969年にテキサスシティにあるユニオンカーバイドの工場で起こった〔Carver, Chemical Process Hazards V, Paper F〕。 ==合成== ビニルアセチレンは、4級アンモニウム塩からホフマン脱離によって初めて合成された〔Richard Willstatter, Theodor Wirth "Uber Vinyl-acetylen" Ber., volume 46, p. 535 (1913). 〕。 :I2 → 2 I + HC≡C-CH=CH2 通常は、1,3-ジクロロ-2-ブテンの脱ハロゲン化水素化によって合成される。また、アセチレンの二量体化や1,3-ブタジエンの脱水素化によっても生成する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ビニルアセチレン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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