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ビネ・コーシーの恒等式 : ミニ英和和英辞書
ビネ・コーシーの恒等式[びねこーしーのこうとうしき]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
恒等式 : [こうとうしき]
 (n) (gen) (math) identity
: [など]
  1. (suf) and others 2. et alia 3. etc. (ら)
等式 : [とうしき]
 (n) (gen) (math) equality
: [しき]
  1. (n,n-suf) (1) equation 2. formula 3. expression 4. (2) ceremony 5. (3) style 

ビネ・コーシーの恒等式 : ウィキペディア日本語版
ビネ・コーシーの恒等式[びねこーしーのこうとうしき]
代数学におけるビネ・コーシーの恒等式 (びね・こーしーのこうとうしき、)とは、および オーギュスタン=ルイ・コーシーに由来する以下の恒等式〔

:
\begin
\left(\sum_^n a_i c_i\right)
\left(\sum_^n b_j d_j\right)
&=
\left(\sum_^n a_i d_i\right)
\left(\sum_^n b_j c_j\right)
+ \sum_
(a_i b_j - a_j b_i )
(c_i d_j - c_j d_i )\\
&(a_i, b_i, c_i, d_i (i=1,\cdots,n) \in \mathbb)
\end

のことである。ここで、\mathbb実数複素数(より一般的には可換環)を表す。
''ci'' = ''ai'' および ''di'' = ''bi''
とすれば、実数に対するが得られる。これはユークリッド空間 \mathbb^n におけるコーシー=シュワルツの不等式を強化したものである。

==証明==
右辺第2項を展開すると
:
\begin
&\sum_ (a_i b_j - a_j b_i ) (c_i d_j - c_j d_i )\\
&= \sum_ (a_i c_i b_j d_j + a_j c_j b_i d_i) + \sum_^n a_i c_i b_i d_i
- \sum_ (a_i d_i b_j c_j + a_j d_j b_i c_i) - \sum_^n a_i d_i b_i c_i \\
&= \left(\sum_ + \sum_ + \sum_ \right) a_i c_i b_j d_j
- \left(\sum_ + \sum_ + \sum_ \right) a_i d_i b_j c_j\\
&= \sum_ a_i c_i b_j d_j
- \sum_ a_i d_i b_j c_j\\
&= \left(\sum_^n a_i c_i \right) \left(\sum_^n b_j d_j \right)
- \left(\sum_^n a_i d_i \right) \left(\sum_^n b_j c_j \right)
\end

となり、残りの項が導かれる。(第一式から第二式の導出に乗算可換性を用いている。)

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ビネ・コーシーの恒等式」の詳細全文を読む




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