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ビリー・レッド・ライオン(Billy Red Lyons、本名:William Snip、1932年5月17日 - 2009年6月22日)は、カナダのプロレスラー。オンタリオ州ハミルトン出身。 地元オンタリオのトロントを本拠地としていたフランク・タニー主宰のメープル・リーフ・レスリングを主戦場に、技巧派のベビーフェイスとして活動した。ザ・デストロイヤーとは双方の配偶者が姉妹同士で、義兄弟の関係にあった。 == 来歴 == ハミルトンのYMCAでレスリングを学び、ジミー・シムズのトレーニングを受けて1954年にデビュー〔。アメリカ合衆国にも進出して各地を転戦し、1958年2月にはレイ・ガンケルをパートナーに、ジョージア版のNWAインターナショナル・タッグ王座を獲得。主戦場のメープル・リーフ・レスリングでは1962年3月28日、ホイッパー・ビリー・ワトソンと組んでクリス・トロス&ジョン・トロスからトロント版の同タッグ王座を奪取している。 1965年3月27日、カリフォルニア州サンフランシスコにて義兄弟のザ・デストロイヤーと組み、レイ・スティーブンス&ドン・マノキャンを下してアメリカン・レスリング・アライアンス認定の世界タッグ王座を獲得。同年5月、デストロイヤーとのコンビで日本プロレスに来日し、6月3日に札幌にて豊登&ジャイアント馬場からアジアタッグ王座を奪取、7月15日に静岡で豊登組に奪還されるまで保持した。その後、デトロイトを経てテキサスの東部地区に入り、1967年11月8日にNWAテキサス・ヘビー級王座を獲得。1968年1月30日にはフリッツ・フォン・エリックと組み、ザ・スポイラー&ゲーリー・ハートからNWAアメリカン・タッグ王座を奪取している。 1968年8月から1970年5月にかけてはバーン・ガニア主宰のAWAで活動し、ラリー・ヘニング、ハーリー・レイス、ラーズ・アンダーソン、ブラックジャック・ランザ、そしてドクターXことザ・デストロイヤーとも対戦。同じく「レッド」を名乗るレッド・バスチェンとタッグを組み、マッドドッグ・バション&ブッチャー・バションが保持していたAWA世界タッグ王座にも再三挑戦した。イギリス連邦のカナダ出身であることから、1968年12月には後にビル・ロビンソンも獲得するAWA大英帝国ヘビー級王座の初代王者に認定されている。 AWAを離れると中南部のトライステート地区に入り、1970年11月29日にルイジアナ州モンローにてビル・ワットと組み、ジェリー・ブラウン&バディ・ロバーツのハリウッド・ブロンズからUSタッグ王座を奪取。1972年はテキサス地区に戻ってザ・スポイラーやジョニー・バレンタインとNWAアメリカン・ヘビー級王座を争い、AWAでも組んでいたレッド・バスチェンとのタッグチーム、フライング・レッドヘッズ(''The Flying Redheads'')でも活躍した。 1973年1月、末期の日本プロレスに再来日。1月12日の北海道滝川市大会にて、前年12月にインターナショナル・ヘビー級王座を獲得した大木金太郎の初防衛戦の相手を務めた。1974年からは古巣のメープル・リーフ・レスリングに定着し、デューイ・ロバートソンとの覆面タッグチーム、ザ・クルセーダーズ(''The Crusaders'')の1号としても活動。2号のロバートソンと組んでハートフォード&レジナルドのラブ・ブラザーズやマイク&パットのケリー・ツインズなどを破り、NWAインターナショナル・タッグ王座を再三獲得した〔。 1977年1月、クルセーダーズとして全日本プロレスに来日。1月22日の三重県津市大会にて、高千穂明久&サムソン・クツワダが保持していたアジアタッグ王座に挑戦した。全日本プロレスには1979年5月にも素顔で再来日し、6月12日に岩手県営体育館にて、ザ・デストロイヤーと組んでジャイアント馬場&ジャンボ鶴田のインターナショナル・タッグ王座に挑戦している。 1980年代からはセミリタイアしてメープル・リーフ・レスリングのオフィスに入り、プロモーターだったフランク・タニーを補佐。フランク・タニーの死去後、1984年にWWFがメープル・リーフ・レスリングの持株会社となってからは、現役を引退して「WWFメープル・リーフ・レスリング」のアナウンサーやインタビュアーを担当、''"Don'tcha dare miss it!"'' のフレーズで親しまれた〔〔。 2009年6月22日、脊髄癌のため死去〔。〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ビリー・レッド・ライオン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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