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ビルマでの降伏日本軍人の抑留(ビルマでのこうふくにほんぐんじんのよくりゅう)とは、ビルマ(現ミャンマー)のラングーン(現ヤンゴン)に第二次世界大戦(大東亜戦争)終了後に、主に英国軍などの東南アジア連合国軍が降伏した日本軍人に行った“非人道的行為”(あるいは報復行為)について述べたものである。 戦後、英国軍主体の東南アジア連合国軍 (SEAC:South East Asia Command) の命令によって、“作業隊”とされた日本兵は速やかな復員(帰還)ができず、ビルマ各地の収容所において、「降伏日本軍人」(JSP:Japanese Surrendered Personnel) などとして取り扱われ、兵士は飢えと強制労働などで過酷な条件で抑留された。 ビルマで降伏した日本兵が辛酸を舐めたことは、京都大学名誉教授の会田雄次(西洋歴史学者)が1963年に『アーロン収容所』を著して紹介し、英国軍主体の連合国軍の、日本人への報復や人種差別が原因の捕虜虐待の歴史が21世紀になっても言及される。 == 拘束 == 降伏した日本兵は武装解除後に、収容所(キャンプ、JSPキャンプ〔)に入れられた。 敗戦により囚われの身(捕虜)となった日本兵が大多数であるため、その扱いは国際法やジュネーブ条約による戦争捕虜の待遇にはせず、「降伏日本軍人」(JSP) という枠を設け、国際法に抵触しないとされる程度の取り扱いが行われ〔、それでも多くの日本兵が一年以内に帰国(帰還)できたところ、更に英国軍主体の東南アジア連合国軍 (SEAC) は日本兵から「作業隊」を選び、帰国を遅らせた。 ビルマでは1946年11月までの死者1,624人のうち、52%が労務に起因すると言われ、労務に関連したこの死者の多さは異常であるとする指摘もある〔喜多義人, 「日本軍の国際法認識と捕虜の取扱い」〕。 兵士の労役の賃金は、連合国(英国)からは支払われず、日本政府の負担となった。 File:The British Army in Burma 1945 SE4444.jpg|捕虜となった日本兵を身体検査する英国兵 (1945-7-30) File:The British Army in Burma 1945 SE4521.jpg|捕虜となった日本兵を尋問する英国兵 (1945-8-8) File:The British Reoccupation of Burma SE6872.jpg|英国軍の士官と対面する日本軍の士官 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ビルマでの降伏日本軍人の抑留」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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