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ビンキュリン vinculin =========================== ビンキュリン
ビンキュリン(vinculin)は、アダプタータンパク質(adaptor protein)の1つで、細胞接着の接着装置を構成する細胞膜裏打ちタンパク質の1つである。インテグリン (integrin) が細胞骨格(cytoskeleton)のアクチンフィラメント に結合するのを仲介し、細胞接着・伸展を制御する。ビンキュリンファミリー(vinculin family)を形成している。 == 発見 == 1979年、イスラエルにあるワイツマン科学研究所のベンジャミン・ガイガー(Benjamin Geiger)が、ニワトリ砂嚢から分子量130kDaの新しいタンパク質を単離し、抗体を作り、蛍光抗体法で培養細胞内での局在を調べると、接着斑に特異的に局在することを見出した。接着斑に特異的に局在するタンパク質は他にもあったが、それらとは異なる新しいタンパク質だった。 翌1980年、ガイガーは、そのタンパク質が、アクチンフィラメント を細胞膜に結合させるタンパク質だと想定し、ラテン語の「vinculum」 (“bond(結合する), link(リンクする)”という意味)にタンパク質の接尾語「in」を加え、「vinculin」と命名した〔〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ビンキュリン」の詳細全文を読む
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