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ピアノと管弦楽のための幻想曲 : ミニ英和和英辞書
ピアノと管弦楽のための幻想曲[ぴあのとかんげんがくのためのげんそうきょく]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

管弦 : [かんげん]
 【名詞】 1. wind and string instruments 2. music
管弦楽 : [かんげんがく]
 【名詞】 1. orchestral music 
: [つる, げん]
 【名詞】 1. (1) bow string 2. string (of guitar, violin, etc) 3. (2) (gen) (geom) chord (straight line joining two points on a curve) 4. (3) handle 
弦楽 : [げんがく]
 【名詞】 1. music for strings 
: [たのし, らく]
  1. (adj-na,n,n-suf) comfort 2. ease 
: [まぼろし]
 【名詞】 1. phantom 2. vision 3. illusion 4. dream 
幻想 : [げんそう]
 【名詞】 1. illusions 
幻想曲 : [げんそうきょく]
 【名詞】 1. fantasy 2. fantasia
: [そう]
 【名詞】 1. conception 2. idea 3. thought 
: [きょく, くせ]
 【名詞】 1. a habit (often a bad habit, i.e. vice) 2. peculiarity

ピアノと管弦楽のための幻想曲 : ウィキペディア日本語版
ピアノと管弦楽のための幻想曲[ぴあのとかんげんがくのためのげんそうきょく]

ピアノと管弦楽のための幻想曲(''fantaisie pour piano et orchestre'')は、クロード・ドビュッシー1889年から1890年にかけて作曲したピアノ協奏曲。後年、作曲者自身によって改訂が行われている。
== 概要 ==
この曲はドビュッシーがローマ大賞を受賞して留学を果たしたローマにおける、一連の留学作品に位置づけられる。交響組曲「」などもこの時の作品であるが、幻想曲が作曲されたのはヴィラ・メディチでの生活に居心地の悪さを感じた作曲者が、留学期間を短縮してパリへと帰国してからのことであった。ローマ大賞の留学作品としては、他に合唱と管弦楽のための「ツライマ(ズレイマ)」、カンタータ「選ばれた乙女」が生み出された。しかし、この幻想曲はドビュッシーの生前には初演も出版もされることはなかった。
初演は1890年4月21日に、ダンディ指揮で行われる手はずが整えられていた。しかしながら、この演奏会のために組まれた密なプログラムの制約から、ダンディは実質3楽章制であるこの幻想曲の第1楽章のみを取り上げることにしていた。この決定に納得できなかったドビュッシーは総譜を引き上げ、初演はキャンセルされることとなった〔この騒動の詳細については外部サイトUnderground Disc Museum 等も参照されたし。〕。またドビュッシーは楽曲の出来栄えに納得しておらず、1909年ヴァレーズ宛の書簡からは幻想曲の改定に対する意欲が窺える。

初演が行われたのは1919年11月20日ロイヤル・フィルハーモニック協会の演奏会であり、独奏を受け持ったのはアルフレッド・コルトーであった。
総譜は初演が予定されていた日付から3日経った4月24日に、Choudens社が200フランで買い取るものの出版には至らずに終わる。スコアが初めて世に出されたのは1920年になってからであった。ジョヴェール社からは1968年に、アンドレ・ジューヴによる改訂版が出版された。曲は1890年の初演で独奏者となるはずであったルネ・シャンサレルへと献呈されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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