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ピアノソナタK.545 : ウィキペディア日本語版
ピアノソナタK.545[ぴあのそなたけい545]

ピアノソナタ ハ長調K.545は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが作曲した3楽章からなるピアノソナタ。旧モーツァルト全集では第15番新モーツァルト全集では第16番である。モーツァルトが、「初心者のための小さなソナタ」としたこの作品は、ソナチネアルバムにも収められており、ピアノ学習者にはおなじみの曲となっている。
1788年夏に作曲された。
== 曲の構成 ==

*第1楽章 Allegro ハ長調 4/4拍子
:ソナタ形式。ピアノ学習者ではない人でも聞いたことがあるであろうこの第1楽章は、ピアノ初心者の練習には最適な曲となっている。展開部はト短調で始まって小結尾の動機を執拗に展開し(この書法は同年に書かれたピアノ協奏曲第26番などの晩年の作品で見られる)、再現部は下属調であるヘ長調で始まる。この調性配置は作曲技術として興味深く、後にシューベルトが「5つのピアノ曲」(ピアノソナタ第3番)で採用している。
*第2楽章 Andante ト長調 3/4拍子
:複合三部形式。表情豊かにゆっくりと演奏する。
*第3楽章 Allegretto ハ長調 2/4拍子
:ロンド形式。前楽章とは対照的に、元気よく、はねるように奏する。ちなみに、この楽章は1799年に、ブライトコプフ・ウント・ヘルテルにより移調したうえにヴァイオリンソナタの断章と合わせた形で「ピアノソナタヘ長調 K.547a」として出版されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ピアノソナタK.545」の詳細全文を読む




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