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ピクソモンド(Pixomondo)は、2001年に設立されたドイツのVFX制作会社である。国内外に6つの制作拠点(フランクフルト、シュトゥットガルト、ミュンヘン、ロサンゼルス、北京、上海)を構えており、映画・CM・テレビ番組のVFXから企業VPまで幅広く映像制作を手掛けている。 == 歴史 == 2008年にドイツ本国の長編映画『レッド・バロン』において初のVFX制作を手掛ける。その質の高さが認められ、2009年に参加した『2012』では当初プリビジュアライゼーションだけの担当だったものの、最終的に劇中でのVFXを一任される。以降ハリウッド作品のVFXを数多く手掛けるようになる。全盛期には計11もの制作拠点(冒頭文での上記6拠点に加え、ベルリン・ハンブルク・ロンドン・トロント・バーバンクを含む)を置く規模にまで成長した。 2012年に『ヒューゴの不思議な発明』でアカデミー視覚効果賞を受賞。また、視覚効果協会賞において最優秀補助視覚効果賞(Outstanding Supporting Visual Effects in a Feature Motion Picture)、サテライト賞にて最優秀視覚効果賞を受賞した〔2011 | Categories | International Press Academy 〕。また、ピクソモンドは米デトロイトのVFX会社With a Twistを買収、同社のデトロイトオフィスとした。 2012年11月、ピクソモンドはデトロイトオフィスを閉鎖、次いで2013年2月にロンドンオフィスを閉鎖した。 2013年4月には上海オフィスを閉鎖し、20名のアニメーターやVFXアーティストを解雇、13名を北京オフィスに移した。さらに5月にはベルリンオフィスを閉鎖したことを自社のFacebookページにて発表。同オフィスの閉鎖を「会社を再編するプロセスの一つ」だとした。当初CEOのティロ・クターは米メディア情報サイトTheWrapにて「我々は財政破綻に陥ったわけではない」と語っていたが、同年8月にピクソモンドが財政危機を抱え、同社で働いていたフリーランサーの社員への給料が未払いあるいは支払いが遅れている状態にあったことが明らかになった。この時同社は世界中で計400名以上もの社員を雇用していた。 なお、ピクソモンドの上海オフィスは2016年現在、再び開設されている〔Contact Us | PIXOMONDO 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ピクソモンド」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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