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ピクリン酸アンモニウム : ミニ英和和英辞書
ピクリン酸アンモニウム[ぴくりんさんあんもにうむ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [さん]
 【名詞】 1. acid 

ピクリン酸アンモニウム : ウィキペディア日本語版
ピクリン酸アンモニウム[ぴくりんさんあんもにうむ]

ピクリン酸アンモニウム(英語:Ammonium Picrate、別名:D爆薬、Explosive D、Dunnite)とはピクリン酸アンモニアによって形成されるであり、爆薬として用いられる。
1906年、メジャー・ダン(Major Dunn)によって爆薬として開発された〔Dunnite Smashes Strongest Armor ニューヨーク・タイムズ、1907年8月17日(2011年12月25日閲覧)〕。軍事史上最初の使用はラ・スタンパが報じた、1911年11月2日のイタリア軍によるリビアでの空爆であるとされている〔(2011年12月25日閲覧)〕。第一次世界大戦では、アメリカ合衆国海軍が大量に使用した〔firstworldwar.com (2011年12月25日閲覧)〕。
ピクリン酸アンモニウム(D爆薬)は誘爆の危険性の少ない鈍感な化学物質であると考えられていたが、アメリカ合衆国陸軍では1911年に廃棄され、他の爆薬で更新された〔Ridicule Spy Story: Army Abandoned the Use of Dunnite Years Ago, Officers Say ニューヨーク・タイムズ、1911年8月8日(2011年12月25日閲覧)〕。海軍では、徹甲弾炸薬として沿岸防備用に用い続けた。
ピクリン酸アンモニウム(D爆薬)は強固な装甲に命中しても起爆しない典型的な爆薬であり、砲弾が装甲を貫通した後に信管によって起爆された。
2008年9月1日、カナダニューファンドランド・ラブラドール州のCape Porcupineで、廃棄されたピクリン酸アンモニウム5kgが風化した岩と間違えられて持ち出される事件が発生している〔Beachcombing Labrador family carries home wartime explosive カナダ放送協会2008年9月10日(2011年12月25日閲覧)〕。持ち出されたピクリン酸アンモニウムは爆破処理され、さらに海岸線を捜索したところ、大小様々な大量の砲弾が存在していることが判明した。一発の空の砲弾(長さ1m、幅30cm)とピクリン酸アンモニウムを発見し、ピクリン酸アンモニウムは除去後爆破処理された。
== 出典 ==


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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