|
揚げバナナ(あげバナナ、)またはピサン・ゴレン()、ゴレン・ピサン()は、バナナを食用油で揚げたスナック菓子。インドネシア、マレーシア、シンガポール、ブルネイ、フィリピンなどで食べられる。まだ青く熟する前のバナナを使用し、専用の衣を付けて揚げる。長時間揚げるとバナナが溶け出すため、高温で短時間揚げて作る。 インドネシアでは一般に「ピサン・ゴレン」と呼ばれ、いくつかの種類があり、衣をつけて揚げたものと衣なしのものとがある。特に「ピサン・ゴレン・ポンティアナック」と呼ばれる揚げバナナは、インドネシアで広く人気がある。一方地方名も複数存在し、バリ島ではゴドー・ゲダン(godoh gedang)、西ジャワ州ではカウ・ゴレン(cau goreng)、中部ジャワ州ではゲドハン・ゴレン(gedhang goreng)、北スマトラ州ではピサン・ラキト(pisang rakit)、ポンティアナックではピサン・キパス(pisang kipas)という。シンガポールやマレーシアの一部では(前後を入れ替えた)「ゴレン・ピサン」と呼ばれているが、これは文法的には「バナナを揚げる」という動作を表すため、正確ではない。午前・午後を問わずスナックとして食べる。インドネシアやマレーシアでは露店で販売されることも多く、店によっては店頭に並べている。 フィリピンでは種類によって名前が違う。衣をつけて揚げたものはマルヤ(maruya)、素揚げしたものはプリトン・サギン(pritong saging)、そして挙げてから砂糖をまぶし、木串で刺したものはバナナ・キュー(banana cue)と呼ばれる。これらは主に午後のおやつの時間に供される。 露店では、バナナに衣をつけて油で揚げたままの状態で提供される。レストランではもう少し手をかけ、チーズ、ジャム、加糖練乳、チョコレートなどを添えて提供する。 バナナの代用としてプランテンを用いることもしばしばである。がバナナの代わりによく用いられる。 == 関連項目 == * - ベトナムの揚げバナナ * - アフリカの揚げバナナ 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「揚げバナナ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|