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ピノシルビン : ミニ英和和英辞書
ピノシルビン
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


ピノシルビン : ウィキペディア日本語版
ピノシルビン

ピノシルビン(Pinosylvin)は、感染中に合成されるファイトアレキシンと比べて、感染前に合成されるスチルベノイド毒である。木材を菌の感染から守る菌毒であり〔Antibacterial and antifungal activity of pinosylvin, a constituent of pine. S.K. Lee, H.J. Lee, H.Y. Min, E.J. Park, K.M. Lee, Y.H. Ahn, Y.J. Cho and J.H. Pyee, Fitoterapia, Volume 76, Issue 2, March 2005, Pages 258-260, 〕、マツ科(Pinaceae)の心材に含まれる〔Screening Analyses of Pinosylvin Stilbenes, Resin Acids and Lignans in Norwegian Conifers. Hanne Hovelstad, Ingebjorg Leirset, Karin Oyaas and Anne Fiksdahl, Molecules, 2006, 11(1), pages 103-114, 〕。また''Gnetum cleistostachyum''(グネツム属の一種)にも含まれる〔Stilbenes from Gnetum cleistostachyum. Yao Chun-Suo, Lin Mao, LIiu Xin and Wang Ying-Hong, Huaxue xuebao, 2003, volume 61, no 8, pages 1331-1334, 〕。
ラットに注射すると、ピノシルビンは急速にグルクロン酸化し、生物学的利用能は乏しい〔Pharmacokinetics of selected stilbenes: rhapontigenin, piceatannol and pinosylvin in rats. Kathryn A. Roupe, Jaime A. Yanez, Xiao Wei Teng and Neal M. Davies, Journal of Pharmacy and Pharmacology, November 2006, Volume 58, Issue 11, pages 1443-1450, 〕。
==生合成==
ピノシルビンシンターゼは、以下の化学反応を触媒する酵素である。
:3 マロニルCoA + シンナモイルCoA → 4 補酵素A + ピノシルビン + 4 二酸化炭素
ケイヒ酸を出発物質とする植物の生合成は、p-クマル酸を出発物質とするものに比べて珍しいため、この生合成は特筆に値する。ケイヒ酸を出発分子として用いることが知られている化合物は、アニゴルホンクルクミン等、数少ない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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