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ピレニアン・ポインター(英:Pyrenean Pointer)は、フランスのピレネー山脈原産のポインター犬種のひとつである。別名はスモール・フレンチ・ポインター(英:Small French Pointer)、ブラク・フランセ・ピレネー(英:Braque Français Pyrénées)、ブラク・フランセ・ドゥ・プティト・タイユ(英:Braque Français de Petite Taille)など。 == 歴史 == ガスコーニュ・ポインターと同じ先祖から分かれて進化した兄弟種である。こちらはピレネー山脈やその周辺地域で猟をするのに都合がよいよう、小柄で俊足な犬に改良されて出来た犬種である。尚、誕生した時期はガスコーニュ・ポインターと同時期である。 本種も主にポインターとして使われていた。嗅覚で獲物を捜索し、発見するとポインティングを行って主人に獲物のありかを教える。それをもとに猟銃で鳥やノウサギを撃ち落し、落ちてきた獲物を回収し主人の下へ運ぶのも大切な役割である。ピレニアン・ポインターが獲物の臭いを追跡するときは他の多くの犬種とは異なり、鼻を空中に突き上げ、頭を上げて浮遊臭を追跡する。この追跡方法のことを「ヘッド・アップ」といい、数犬種にしか見られない変わった臭いの追跡方法である。尚、ポインターとして獲物を発見する他、稀にノウサギをセントハント(嗅覚猟)するのにも用いられることがある。 本種も19世紀後半になると輸入されたイングリッシュ・ポインターの人気におされ、需要が失われ絶滅の危機に陥った。しかし、フランス国内産の犬種を愛好する団体により生き残っている純血の犬の捜索が行われ、純血の犬が発見された。これを元に手厚い保護と繁殖が行われ、本種も兄弟種ガスコーニュとともに何とか絶滅の危機を回避することが出来た。 現在FCIにも公認され、少しずつ頭数を増やしてきているが、まだフランス国外ではめったに飼育されていない希少な犬種である。今日も多くが猟犬として使われているが、ペットやショードッグとしても飼育が行われている。 尚、かつてガスコーニュとピレニアンはタイプ違いの同一種であると考えられていたが、先祖は共通でも多くの点で違いがあるため、別種であることが国際的に認められている。このため、FCIの登録番号は異なっており、「タイプ」「タイユ」という呼び名は基本的に廃止されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ピレニアン・ポインター」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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