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ファイアサラマンダー(''Salamandra salamandra'')は、ヨーロッパに生息する陸生有尾類。古来サラマンダー(火蜥蜴)と称されてきたのは本種である。Salamandra はギリシャ語の「火のトカゲ」または毒を発射するという意味の(ファイアー)が語源。 == 形態 == 全長15-25cm。稀に30cmに及ぶ。体色は黒地に警戒色として鮮やかな黄色(まれにオレンジ色)や赤色の斑点や縞がある。 ずんぐりした体と短くがっしりした四肢、太く短い指、胴体よりやや短い円筒状の尾を持つ。後頭部の両側と、背中の正中線にそって2列に並んで顆粒状の毒腺がある。ファイアサラマンダーの毒腺の大きさは有尾類中最大である。オスはメスよりやや体が小さく、特に繁殖期では総排泄孔がより膨れている。 === 毒 === 有尾類の多くが外敵からの防御のため皮膚から有毒あるいは刺激性の分泌物を出す。これの毒は表皮につく雑菌や寄生虫を防ぐ役にも立っているらしい。ファイアサラマンダーの場合は サマンダリン (Samandarin (C19H31NO2)), Samandaridin (C21H31NO), Samanderon (C22H31NO2) というアルカロイド系の神経毒を持つ。これは全ての脊椎動物に対して有効な、過呼吸を伴う筋肉の痙攣と高血圧をもたらす毒物である。 毒腺は後頭部の両側にある耳腺と背部の正中線に沿った部分に集中している。ファイアサラマンダーの毒腺は骨格筋に囲まれており、その力で乳白色の毒液を高速(秒速 300 cm)で正確に相手を狙って噴射することができる。ここから発射する毒液が炎のように見えた為、ファイアーサラマンダーと呼ばれるようになったとも考えられている。このような技のため、ファイアサラマンダーは他種と比べてごく少量の毒で身を守ることができるようだ。有尾類の毒はコレステロール派生物であり、生産に大量のエネルギーを要し、エネルギー貯蔵の役割も果たしているという説もある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ファイアサラマンダー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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