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『ファイヤー・ガーデン〔日本盤CD(SRCS-8137)帯に準拠〕』(Fire Garden)は、スティーヴ・ヴァイが1996年に発表したスタジオ・アルバム。アルバム前半の「フェイズ1」は大部分がインストゥルメンタル、後半の「フェイズ2」は大部分がボーカル入りの楽曲という構成になっている〔Fire Garden - Steve Vai | AllMusic - Review by Stephen Thomas Erlewine〕。ヴァイ自身は『Guitar World』1996年10月号のインタビューにおいて「2枚組のアルバムとしてリリースしたら高価になってしまう。だからアルバム2枚分の曲を1枚のアルバムに押し込んで、2相を表現することにした」と説明している〔From the Archive: Steve Vai Discusses His 1996 Album, 'Fire Garden' | Guitar World - 2014年5月30日閲覧〕。 == 背景 == 「ダイイン・デイ」は、ヴァイがオジー・オズボーンと「マイ・リトル・マン」(アルバム『オズモシス』に収録)を共作していた頃に作られた曲である〔Black Sabbath: The Ozzman Cometh Again - gibson.com - article by Peter Hodgson - 2014年5月30日閲覧〕。 ヴァイの説明によれば、「ファイアー・ガーデン組曲」は少年時代に観たリターン・トゥ・フォーエヴァーのライヴに影響されているという〔From the Archive: Steve Vai Discusses His 1996 Album, 'Fire Garden' - Page 3 | Guitar World - 2014年5月30日閲覧〕。組曲のうち「プサ・ロード」では、エレクトリック・シタールを4つのアンプで鳴らして、4本のシタールが同時に演奏されているような効果を得た〔。また、続く「エンジェル・フッド」におけるピアノ演奏は、サンプリング音源を使ってヴァイ自身がシーケンサーに入力した〔。 「バンコク」はミュージカル『チェス』の楽曲「ワン・ナイト・イン・バンコク」をインストゥルメンタルとしてカヴァーしたもの。ヴァイ自身は、当初は自分の古いテープを聴き返して、自分のアイディアだと思い込み「ファイアー・ガーデン組曲」の一部に組み込んだが〔Steve Vai Interview: Guitar Interviews - guitarinternational.com - 2014年5月30日閲覧〕、マネージャーのボーイフレンドから『チェス』の曲だという指摘があり〔〔INTERVIEW WITH STEVE VAI, 4.6.97 - idiotbastard.com - 2014年5月30日閲覧〕、最終的にはティム・ライスら原作者の許諾を得て「ファイアー・ガーデン組曲」の前に収録した〔。ヴァイは1997年のインタビューで、この件について「デイヴィッド・リー・ロスのバンドにいた頃にテープを渡されて、奴は中身も言わないで『これを採譜してくれ。この曲を覚えてセット・チェンジの間に演奏してくれ』って言ってきた。それで採譜して、ほんの何回かだけ演奏したんだ」「曲名も何も知らなかった。それで10年経って、そいつを引っ張り出して聴き返しても思い出せなかったから、俺が書いたと思い込んでしまった。素晴らしいメロディで、俺が作ったにしては良すぎると思ったよ」と語っている〔。 「フェイズ2」ではヴァイ自身がリード・ボーカルを担当した。ヴァイはそのことについて「いつもステージではもっと歌いたいって思っていたから、楽しい時間が過ごせるだろうと感じている」「ギターと歌を同時にこなすのは、とても難しいってことが分かった。それができれば、一生の仕事にするだろうね」と語っている〔。 「バンコク」と「ファイアー・ガーデン組曲」のレコーディングに参加したマイク・マンジーニ(元アナイアレイター〜エクストリーム)は、1996年から2000年にかけて、ヴァイのツアーでもドラムスを担当した〔It's Official: Mike Mangini Is New Dream Theater Drummer - Blabbermouth.net - 2014年5月30日閲覧〕。その他、ヴァイと共にデイヴィッド・リー・ロスのバンドで活動していたグレッグ・ビソネットや、ヴァイの旧作にも参加したスチュアート・ハム、デヴィン・タウンゼンド、ディーン・カストロノヴォ等も参加している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ファイヤー・ガーデン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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