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Finder情報 (''Finder Information'', ''FinderInfo'')は、Mac OSが扱うファイルやディレクトリのメタデータの一種である。 == 概要 == Mac OSのシェルであるFinderはGUIの思想に基づいたシェルである。このFinderがオブジェクトとして扱うファイルやディレクトリをGUIで扱いやすくなるように設計されたメタデータがFinder情報である。具体的には、ファイルのフォーマットを示す「タイプ」、それを扱うアプリケーションを示す「クリエータ」、ファイル属性を示すフラグ、画面に表示する際の位置とサイズ等がある。 API上は構造体として扱うが、事実上16バイトの連続したデータであった。その後さらに16バイトの拡張Finder情報が追加され、現在は両者をまとめて32バイトのFinder情報として扱う場合が多い。 ファイルのためのFinder情報はFile Information (FInfo)〔Inside MacintoshのChapter 7にあるFile Informationのページ 〕、拡張Finder情報はExtended File Information (FXInfo)〔Inside MacintoshのChapter 7にあるExtended File Informationのページ 〕として定義されている。ディレクトリのためのFinder情報はDirectory Information (DInfo)〔Inside MacintoshのChapter 7にあるDirectory Informationのページ 〕、拡張Finder情報はExtended Directory Information (FXInfo)〔Inside MacintoshのChapter 7にあるExtended Directory Informationのページ 〕として定義されている。 後のMac OS Xにおいても、カーネルレベルからFinder情報を扱うことができる。これについてはAppleが公開しているカーネルソースで確認できる〔Mac OS X v10.0のカーネルxnu-123.5のソース bsd/hfs/hfs.h 〕。ただし、Mac OS XはUnix系OSであるDarwinをベースとしており、UNIX系のアプリケーションでファイルを扱った場合にFinder情報が損失する場合があった。UNIXにはFinder情報という概念がないからである。 Mac OS X v10.4では、Finder情報はcom.apple.FinderInfoという名前の32バイトの拡張属性として再定義された〔Mac OS X v10.4のカーネルxnu-792のソース bsd/sys/xattr.h 〕。次のMac OS X v10.5ではこの拡張属性をUNIX系のコマンドで扱えるようになった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Finder情報」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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