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ファウラー法 : ミニ英和和英辞書
ファウラー法[ふぁうらーほう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [ほう]
  1. (n,n-suf) Act (law: the X Act) 

ファウラー法 : ウィキペディア日本語版
ファウラー法[ふぁうらーほう]
ファウラー法 (Fowlar process) は、炭化水素もしくは部分的にフッ素化されたそれらの誘導体を気体状態でフッ化コバルト(III) と反応させることにより、フルオロカーボン類を合成する方法である。
==背景==
マンハッタン計画では、ウラン濃縮のため、六フッ化ウランの製造方法とそれを安全に取り扱うための方法が必要とされていた。六フッ化ウランは昇華点56〔六フッ化ウラン 国際化学物質安全性カード 番号: 1250。〕の揮発性がある固体で、腐食性・酸化力が強い。この物質を取り扱うため、接触しても腐食を受けない冷却液など、新しい材料が求められていた。ペルフルオロカーボンが理想的な物質であることがわかったが、それらを大量に製造するための方法は知られていなかった。
問題はフッ素ガスの反応性が高すぎるところにあり、単純に炭化水素とフッ素を混合すると、発火が起きる。そのため、より穏やかな反応が探索され、開発されたのはフッ化コバルト(III) と炭化水素を反応させる方法であった。
第二次世界大戦のあと、秘匿されていた多くの技術がパブリックドメインとして開示された。''Industrial & Engineering Chemistry'' (産業および工業化学)誌の1947年3月号ではフッ素化学が特集され、フッ素ガスの製造法や取り扱い法、有機フッ素化合物の合成法などの論文が掲載された。その中の一報で、ファウラーらは、炭化水素とフッ化コバルト(III) の気相反応によるペルフルオロカーボン類のパイロットプラント規模での合成法〔Fowler, R. D.; Burford, W. B., III; Hamilton, J. M., Jr.; Sweet, R. G.; Weber, C. E.; Kasper, J. S.; Litant, I. (1947). "Synthesis of Fluorocarbons." ''Ind. Eng. Chem.'' 39: 292–298. .〕、特にペルフルオロヘプタンおよびペルフルオロジメチルシクロヘキサン(1,3-体と1,4-体の混合物)の製法を報告した〔Burford, W. B., III; Fowler, R, D.; Hamilton, J. M., Jr.; Anderson, H. C.; Weber, C. E.; Sweet, R. G. (1947). "Pilot Plant Syntheses - Perfluoro-''n''-heptane, perfluorodimethylcyclohexane, and high boiling fluorocarbon oils." ''Ind. Eng. Chem.'' 39: 319–329. .〕。また、デュポン社による工業的規模での製造法も寄稿された〔Benner, R. G; Benning, A. F.; Downing, F. B.; Irwin, C. F.; Johnson, K. C.; Linch, A. L.; Parmalee, H. M.; Wirth, W. V. (1947). "Fluorocarbons by Fluorination of Hydrocarbons with Cobalt Trifluoride." ''Ind. Eng. Chem.'' 39: 329–333. .〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ファウラー法」の詳細全文を読む




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