|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ファーストフードまたはファストフード()とは、短時間で調理、あるいは注文してからすぐ食べられる〔広辞苑第6版「ファーストフード」〕〔明鏡国語辞典第二版「ファーストフード」〕手軽な食品や食事のこと。日本語のファーストの文字からは英単語のFirstがまず連想されることもあるが、そうではなく、言語的には「手早い」を意味する英単語のFast(ファスト、フェァスト、ファースト、/fæst/ -米国英語、/fɑːst/ -英国英語〔http://ejje.weblio.jp/content/fast 英和辞典 Weblio辞書〕)に由来している。 料理と共に、それらを提供している外食産業について記述する。 == Fast foodの日本語表記における混乱と問題点 == 英語のFast foodに対する日本語は「ファーストフード」(ローマ字表記:)というカタカナ表記と発音が主に浸透した。日本放送協会(NHK)が2002年度(平成14年度)に行った調査では、「ファーストフード」と言う国民が72%と、多くを占めた〔ファーストフード? ファストフード? (NHK「ことばおじさんの気になることば」 2003年10月28日)〕。広辞苑(第6版)、明鏡国語辞典(第2版)、ジーニアス和英辞典(第2版)などの見出し語も「ファーストフード」が用いられている。この食事形態の外食産業が加盟する業界団体の日本フードサービス協会も、「ファーストフード」に表記を統一している〔財団法人日本フードサービス協会 … サイト内では「ファーストフード」に統一しており、「ファストフード」の使用例は無い(2010年12月現在)。〕。 一方、日本のマスメディアでは を「ファスト」と発音、表記することに決めているため〔、共同通信社をはじめとする大手通信社、日本新聞協会、NHK、日本民間放送連盟では「ファストフード」(ローマ字表記:)を統一表記としている〔用字・用語集にもその旨記載している。〕。日本語は短母音(1音節=1モーラ)と長母音(1音節=2モーラ:長音)とを区別する言語であるため、その特徴を生かして を「ファスト」、 を「ファースト」と言い分けることで、カタカナ化された外来語の意味の混乱を回避しているとの説明もある〔「ファーストフード?」 (NHK放送文化研究所 1999年8月1日)〕。「fast」(速い、手早い)と「first」(最初の、一番)は意味が異なるが、fast foodをfirst food、first aidをfast aidと誤記するなど、表記の混乱がしばしば見られる。ゆえに、ファストフードがより混乱のない書き方であるとも言える。近年は、「ファストファッション」の浸透やメディアなどの影響により、「ファストフード」と言う者も見受けられるようになった〔。また、Fastの発音が/fæst/ -米国英語、/fɑːst/ -英国英語であるために〔http://ejje.weblio.jp/content/fast 英和辞典 Weblio辞書〕、Fast foodが主に米国英語由来の単語であることを考慮した場合、ファストフードが日本語の原音主義の慣例表記により従った表現であろう。ただし、æの音とfの音を日本人は適切に発音できないことが多いので、カタカナ読みで日本語風にファストフードと発音しても原音とはかなり違ってしまう。 なお、厚生労働省は、どちらにも統一していない〔厚生労働省 … サイト内では「ファーストフード」の使用例が多いが、「ファストフード」も使用している(2010年12月現在)〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ファーストフード」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Fast food 」があります。 スポンサード リンク
|