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ファティ・アキン (Fatih Akın, 1973年8月25日 - ) は、ドイツの映画監督、脚本家、俳優、プロデューサー。トルコ系ドイツ人。36歳にして世界三大映画祭すべてで賞を獲得した。 == 来歴 == 1973年8月25日、ハンブルクでトルコ移民の二世として生まれる。父親は1965年に出稼ぎ移民としてドイツに渡り、絨毯洗浄業に勤務しており、母親は小学校の教師だったが、父との結婚のためその3年後にドイツに移住した。学校ではバンド活動などをしていたが、16歳の時に映画監督になる夢を抱く。高校時代から地元のタリア劇場でアマチュア俳優として経験を積み、8ミリカメラで映画の自主製作をしていた。 1993年にハンブルクにある映画プロダクションで脚本家や俳優、監督として働き始める。1994年、ハンブルク造形芸術高等専門学校に入学。翌1995年には短編『''Sensin - Du bist es!''』を製作した。1998年、初の長編『''Kurz und schmerzlos''』を発表。ロカルノ国際映画祭に出品された。翌1999年には『''Kismet''』で主演を務めた。2000年、同学校を卒業した。 2004年、共同で映画制作会社を設立。同年、『愛より強く』を発表。第54回ベルリン国際映画祭金熊賞やヨーロッパ映画賞作品賞を受賞。ニュー・ジャーマン・シネマを彷彿とさせる作風により一躍注目された。翌2005年には異例の若さでカンヌ国際映画祭の審査員に招待された。同年秋から半年間、母校の客員教授を務めた。同年、イスタンブールの音楽シーンを描いたドキュメンタリー『クロッシング・ザ・ブリッジ ~サウンド・オブ・イスタンブール~』を発表。同作ではアインシュテュルツェンデ・ノイバウテンのベーシストであるアレクサンダー・ハッケを主演に据え、音楽を通じた異文化の接触をテーマとした。2007年、『そして、私たちは愛に帰る』を発表。第60回カンヌ国際映画祭で脚本賞と観客賞を受賞した。同作は2008年のアカデミー賞外国語映画賞のドイツ代表作品に選出された。2009年にはコメディ映画『ソウル・キッチン』を発表。第66回ヴェネツィア国際映画祭で審査員特別賞を受賞した。 2012年、祖父母が住んでいたトルコの村についてのドキュメンタリー『トラブゾン狂騒曲 小さな村の大きなゴミ騒動』を発表した。2014年、タハール・ラヒムを主演に迎えた『消えた声が、その名を呼ぶ』を発表。一度はカンヌ国際映画祭に出品されたが、アキン自身が出品を取り止め、同年の第71回ヴェネツィア国際映画祭で上映された。同作は『愛より強く』『そして、私たちは愛に帰る』に続く「愛、死、悪に関する三部作」の最終作となる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ファティ・アキン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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