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株式会社ファミリー両国(ファミリーりょうごく)は、徳島県でスーパーマーケットを展開していた企業。 本社および本店は徳島市富田浜に置き、徳島県内に8店舗を展開していた。2013年に全店舗を閉店。 == 沿革 == ファミリー両国は1975年、干物商をしていた太田茂が徳島市富田浜に出店したスーパーを起源としている。この店舗が両国橋の近くにあったことから「ファミリー両国」と名付けられた。以降は上板町や松茂町など周辺の町にも出店したが〔『徳島年鑑 《1986年版》』443ページ。〕、附近に進出した大規模店舗の影響を受けることもあり、1996年のロックショッピングタウン上板開業時には上板店の売り上げが13%も下降した〔「〝ポスト明石〟 模索 徳島小売り事情⑤ すみ分け 「大型」と「既存」が共存 店舗形態にも顧客のニーズ」『徳島新聞』1997年(平成9年)1月6日付朝刊10面。〕。 こうした状況に対し、大谷店の出店にあたっては競合店を調査、調理済み惣菜の売り場を他店より大きく取って特色を出した〔「拡大する「中食」市場 販売店はあの手この手 昔風の和そうざい人気 幅広い年齢層で需要高まる」『徳島新聞』2001年(平成13年)1月19日付朝刊19面。〕。2006年にはホームセンター大手のコーナンが藍住町に新設したホームセンターとしては県内最大となる複合商業施設「コーナン徳島藍住店」に出店した〔『読売新聞』2006年(平成18年)8月23日付大阪本社朝刊26面(徳島)。〕〔「主婦ら一心に品定め コーナン藍住店オープン」『徳島新聞』2006年(平成18年)9月15日付朝刊25面。〕。2009年には徳島市国府町に国府店を出店、同店は小児科・眼科と薬局を併設し、スーパー店内にも医師推奨の食品コーナーを設けるなど、医療との連携を強化した「クリニックモール」とし、近郊で先行する他店との差別化をはかった〔「国府に「医療モール」 ファミリー両国 スーパーに医院併設 11月開店、差別化図る」『徳島新聞』2009年(平成21年)8月28日付朝刊9面。〕。国府店の出店でファミリー両国が展開する店舗は8店となった。 しかし、県外資本の大手スーパーの進出による競争激化で業績は悪化、2012年には高齢者向けに移動販売を行う「とくし丸」との提携第一号となり、移動スーパー事業にも進出したが〔『徳島新聞』2009年(平成21年)8月28日付朝刊9面。〕、同年内には2店が閉店した。2013年には田宮店、大谷店を閉店、両店は同年2月にそれぞれデイリーマートとキョーエイに譲渡された〔亀岡龍太「ファミリー両国閉店 事業継続断念、清算へ」『朝日新聞』2013年(平成25年)2月27日付朝刊29面(徳島)。〕。2月末には残る店舗も全て閉店した〔阿部弘賢・山本健太「ファミリー両国:閉店 経営悪化で会社清算へ」『毎日新聞』2013年(平成25年)2月27日付朝刊27面(徳島)。〕。特別清算を予定していたが負債返済の見通しが立たないことから、関連会社のフアミリーとともに破産手続きが開始されることになった。2社の負債総額は計約17億4000万円〔阿部弘賢「破産手続き:ファミリー両国など2社 負債総額17億円」『毎日新聞』2013年(平成25年)5月24日付朝刊24面(徳島)。〕〔「ファミリー両国 破産手続き 関係社と負債計17億円」『朝日新聞』2013年5月24日付朝刊29面(徳島)〕〔「ファミリー両国 破産 負債17億円」『徳島新聞』2013年(平成25年)5月24日付朝刊7面。〕。2014年4月現在、破産手続は継続中である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ファミリー両国」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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