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ファリス系[ふぁりすけい]
ファリス系(ファリスけい、Pharis Line)は馬(主にサラブレッド)の父系(父方の系図)の1つ。 == 概要 == Pharisを祖とする父系である。ファリス自身フランスのリーディングサイアーを獲得するなど活躍したが、産駒のPardalもPsidiumを出すなど種牡馬としてイギリスのリーディング上位(最高2位)に入る活躍を見せ、1950年~1960年代に栄えた血統である。 日本でも皐月賞2着馬アスカの活躍によって注目を集め、父系の種牡馬が多く輸入された。東京優駿の勝ち馬ロングエースは、当時の内国産の種牡馬不遇の時代にありながら、宝塚記念を勝ったテルテンリュウを出して一定の成功を収めている。しかしその後は競馬のスピード化に伴い産駒の活躍は減少。突然変異の白毛馬、ハクタイユーがその毛色の稀少さによってサイアーラインをつなげているが、現実的には日本ではほぼ途絶えた父系と言える。 欧州に残っていた種牡馬も、ブラジル、ニュージーランドなどに輸出される事が多かった。日本同様、輸出先でクラシックホースを輩出した種牡馬も多く、その血が求められた為である。その結果欧州からは父系の種牡馬自体がいなくなってしまうという、皮肉な状況を生み出した。何らかの形で父系が残っている可能性が無いとは言えないが、国外のサイアーブックに記載される程の種牡馬は、近年見られなくなっている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ファリス系」の詳細全文を読む
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