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ファルカークホイール : ミニ英和和英辞書
ファルカークホイール[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

カー : [かー]
 【名詞】 1. car 2. (n) car
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ファルカークホイール ( リダイレクト:ファルカーク・ホイール ) : ウィキペディア日本語版
ファルカーク・ホイール[ちょうおん]

ファルカーク・ホイール()は、スコットランド中央の町ファルカークから名付けられた回転式のボートリフトである。フォース・アンド・クライド運河とユニオン運河を繋ぐ。この2つの運河の高低差は24メートルで、8階建てのビルの高さに相当する。ラフキャッスル要塞(Rough Castle Fort)の近くに位置しており、最寄りの町はタンフォーヒルである。
2002年5月24日、ファルカーク・ホイールはエリザベス2世の王位就任50周年記念の式典の一部として開通した。暴徒が水門をこじ開けたため洪水が発生し、開通は1ヶ月遅れた。
== デザイン ==
建設はRMJMが受託し、初期デザインはニコル・ラッセル・スタジオ、設計はビニー・ブラック&ヴェッチが行った〔Initial designs were by Nicoll Russell Studios 〕。
ソレタンシュ・バシー&モリスン・ジョイント・ベンチャー(Bachy/Soletanche and Morrison Construction Joint Venture)がホイール部と受け皿部分、運河の新設部、アントニヌスの長城下のトンネル、水道橋のデザイン契約を取得した。ジョイント・ベンチャーはバタリー・エンジニアリングにホイールのデザイン・建設を委託。バタリーはホイールの建設作業をすべて引き受け、デザイン作業を実行するため自前のチームを立ち上げた。トニー・ジー&パートナーズが建設デザイン責任者となり、MGベネット&アソシエイツがホイールの機器・電装の設計を行った。
ホイールの直径は35mで、左右の腕は中央の軸から15メートルほど。ケルトの双頭斧(ラブリュス)を模した形をしている。この2本の腕が2組、25メートルの間隔を置いて直径3.5メートルの軸に取り付けられ、2つのケーソン(船舶を浮かべる水槽、ゴンドラ)はこれらの両端に取り付けられており、それぞれの水の容量は8000英ガロン(約36.37立方メートル)である。
ケーソンの重さは、船を載せているときと載せていないときにかかわらず600トンを保っている。水中の物体は、その物体がおしのけた水の重量だけ軽くなるというアルキメデスの原理の通り、ケーソンから押し出された水の重量がボートの重量と全く等しくなるためである。このように常にホイールのバランスが保たれるため、巨大な重力とわずかな動力にもかかわらず180°の回転を5分半の速さで終えてしまう。動力は22.5キロワットの電気モーターで、4分の運転に必要なエネルギーはわずか1.5キロワット時で、これはやかん8つ分の水を沸騰させる程度のエネルギーである。
ファルカーク・ホイールは世界唯一の回転式のボートリフトであり、スコットランドの技術上のランドマークとなっている。イギリスにはこれ以外にもアンダートン・ボートリフトがあるが、ファルカーク・ホイールは、バランスを保った2つのタンクを互い違いに上下させるという同じ設計思想の発展形であり、また回転機構は完全にファルカーク・ホイール独自のものである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ファルカーク・ホイール」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Falkirk Wheel 」があります。




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