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ファルマス焼き討ち : ミニ英和和英辞書
ファルマス焼き討ち[ふぁるますやきうち]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

焼き討ち : [やきうち]
 【名詞】 1. set afire 2. setting on fire

ファルマス焼き討ち : ウィキペディア日本語版
ファルマス焼き討ち[ふぁるますやきうち]

ファルマス焼き討ち()は、アメリカ独立戦争の始まった1775年10月に、イギリス海軍の艦隊が、マサチューセッツ湾植民地ファルマスの町(現在のメイン州ポートランドであり、現在あるマサチューセッツ州ファルマスやメイン州のファルマスとは異なる)に対して加えた攻撃である。この艦隊はイギリス海軍の海軍大佐ヘンリー・モワットが指揮した〔Sometimes spelled ''Mowatt''〕。攻撃は艦船から焼夷弾を含む艦砲射撃で始まり、続いて部隊が上陸して町の完全な破壊を行った。この攻撃は植民地側愛国者の活動を支援する港に対して続いた戦争初期の報復行動とされるものの中で、唯一大きなものになった。
この攻撃の報せを受けた植民地の中では、イギリスの権威に対する拒否反応が起こり、独立政府の樹立に繋がっていった。また海上をイギリス海軍が支配する構造に対抗するために、第二次大陸会議大陸海軍の結成を決断することになった。モワットと彼に遠征を命じた上官のサミュエル・グレイブス海軍中将はこの結果として軍歴に傷が付くことになった。
== 背景 ==
1775年4月19日のレキシントン・コンコードの戦いの後、イギリス軍はボストン市で包囲された。ボストン市のイギリス軍はサミュエル・グレイブス海軍中将が指揮するイギリス海軍に支援され補給を受けていた。グレイブスは急拡大する反乱を抑圧するよう海軍本部から指示を受けていた。その命令の下に、船舶は植民地の軍需貯蔵品を持っていないか捜索され、軍事的な通信の可能性がないか探られた。ドック入りしていた船舶は私掠船として使われないようマストや梯子などの艤装を外され、手近にある最近の難船からはや軍用装置が引き揚げられた〔Duncan, pp. 215–216〕。
1775年5月、ペノブスコット川の河口で、地元愛国者がボストンへの補給物資とパウノール砦からの武器を運ぶ数隻の船を捕獲した(トンプソンの戦争)。このときヘンリー・モワット大佐はファルマス港(現在のメイン州ポートランド)に居た〔。グレイブスの受けた海軍省命令(1775年5月発行、グレイブスは10月4日に受けた)は、「反乱者を抑圧するために最も有効と判断するところに従い、海岸部で作戦を遂行すること」を求めていた〔Duncan, p. 216〕。グレイブスはモワットに「我が海軍の艦船が近づける海港を燃やして破壊し、特にスクーナーHM''マーガレッタ''が拿捕されたマチャイアスを攻撃すること」と命令した(マチャイアスの海戦を参照)〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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