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ファン人(Fang)は、アフリカの民族。ベティ人のサブグループ(:en:Beti-Pahuin peoples)であり、赤道ギニア大陸部(リオ・ムニ)、ガボン北部、カメルーン南部に主に居住する。コンゴ共和国やサントメ・プリンシペにも少数が居住する。言語はファン語を話す。 ファン人は17世紀後半から20世紀初頭にかけて南下し、リオムニやガボン北部に定住した〔田辺裕、島田周平、柴田匡平、1998、『世界地理大百科事典2 アフリカ』、朝倉書店 p319 ISBN 4254166621〕。 赤道ギニアにおいては人口の80%を占める多数派民族〔田辺裕、島田周平、柴田匡平、1998、『世界地理大百科事典2 アフリカ』、朝倉書店 p319 ISBN 4254166621〕であり、さらに初代大統領マシアス・ンゲマおよび第2代大統領テオドロ・オビアン・ンゲマの出身民族であるため、政治の実権を握っている。しかし居住が大陸部にかたより、首都マラボのあるビオコ島では少数派である。また、政治の実権を握るファン人に対し少数派(ビオコ島では多数派)のブビ人やフェルナンディノなどは不満を高めており、非合法野党であるビオコ自治運動による分離要求を招いている。 ガボンにおいても人口の30%を占める最大民族となっている〔田辺裕、島田周平、柴田匡平、1998、『世界地理大百科事典2 アフリカ』、朝倉書店 p109 ISBN 4254166621〕が、政治の実権は南東部の少数民族バテケ人が握っている。初代大統領レオン・ムバはファン人であったが、その政権を継いだオマール・ボンゴ・オンディンバはバテケ人を重用し、ファン人以外の民族グループを糾合することで政権を安定させた〔 「DATA ATLAS」同朋社出版 p364 1995年4月26日発行〕。 == 脚注 == 〔 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ファン人」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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