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ファーテル石 : ミニ英和和英辞書
ファーテル石[こく, いし]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [こく, いし]
 【名詞】 1. volume measure (approx. 180l, 5 bushels, 10 cub. ft.) 

ファーテル石 ( リダイレクト:ヴァテライト ) : ウィキペディア日本語版
ヴァテライト[こく, いし]

ヴァテライト(vaterite)は炭酸カルシウム(CaCO3)の多形の一つ。弱塩基性の溶液中で安定相の方解石に先んじて晶出する。他の二つの多形である、方解石アラレ石に比べ高い溶解度を持ち、溶液中では速やかにこれらの相に液相を媒介して相転移する。バテライト、ファーテル石とも言われる。
ドイツの鉱物学者ハインリッヒ・アウグスト・ファーターにちなみ命名された。
溶液中で合成すると、放射状の球晶として形成する。また、合成条件により、多彩なモルフォロジーを示す。
リン酸イオンの存在によって、その形成が強力に抑制されるが〔Y. Sugiura K. Onuma Y. Kimura K. Tsukamoto A. Yamazaki, 2013, Am Min, 98, 262-270.〕、リン酸イオン存在下では溶解過程も抑制され、安定化するということが知られている〔Y. Sugiura K. Onuma Y. Nagao M. Momma K. Kimura K. Tsukamoto A. Yamazaki, 2014, J Cera Soc Jpn, 122, 679-687.〕。結晶構造は、カルシウムイオンの六員環構造が層状に積み重なっており、この隙間に炭酸イオンが存在している構造をなしている。炭酸イオンの位置や、配列により、複数の結晶構造が存在するということが知られている〔R. Demichelis, P. Raiteri, J.D. Gale, R. Dovesi, 2013, Cryst Growth Des, 13, 2247-2251.〕。また、CaとCO3の比率はかなり変動し、安定性の低いものの方がCO3比が大きい。
== 出典 ==


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ヴァテライト」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Vaterite 」があります。




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