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フィアット・126は、フィアットが製造していた小型自動車である。メカニズム的に見るとヌオーヴァ500の後継車といえる。スタイリングは、カロッツェリア・ギアからフィアット・デザインセンター(Centro Stile Fiat)に移籍していたSergio Sartorelli。 日本での登録区分は輸入開始以来普通車(小型自動車)であったが、1990年(平成)1月の規格改定以降、新規の場合、594ccと652ccモデルは軽自動車登録が可能となった。 == 概要 == ヌオーヴァ500に比べると車体寸法が大きくなっているが、ホイールベースは変わらず、エンジン、ドライブトレイン、フロントサスペンションなど、基本的なメカニズムも全て流用である。126用の126.000エンジンをヌオーヴァ500に搭載した500Rも1977年まで並行生産されていた。 細部では、荷物置き場を拡大する前倒式となった後席背もたれ、トランク(前部)内から後席下への燃料タンク位置の変更、ダイアゴナルスイングアクスルからセミトレーリングアームとなったリアサスペンションなど、使い勝手と安全性の向上が図られている。ステアリングギアも旧弊なウォームアンドセクタ式が流用されていたが、1978年(イタリア語版による)から操作性に優れたラック・アンド・ピニオン式へ改良された。 一方、外観は同社の127同様、角形ヘッドランプを持った、よりプレーンで直線的なスタイルへと大きく変わっている。 イタリアでは1980年までの製造であったが、ポーランドでは2000年7月まで製造されていた。 1973年モデルのディティール ファイル:Interior of a white left hand drive Fiat 126 produced in 1973 3.jpg|インパネと前席 右ハンドル車 ファイル:Rear seats of a white left hand drive Fiat 126 produced in 1973.jpg|後席 ファイル:Trunk of a white left hand drive Fiat 126 produced in 1973.jpg|トランク 左ハンドル車 ファイル:Engine compartment of a white left hand drive Fiat 126 produced in 1973.jpg|エンジンルーム 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フィアット・126」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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