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フィアット・132 ( リダイレクト:フィアット・132/アルジェンタ ) : ウィキペディア日本語版
フィアット・132/アルジェンタ

フィアット・132(''Fiat 132'' )/アルジェンタ(''Argenta'' )はイタリア自動車メーカーフィアット1972年から1985年まで生産した小型乗用車である。
== 概要 ==

=== 132(1972年-1985年) ===
1972年5月に発表された132は、DOHCエンジンを搭載したスポーティーで手軽な4ドアファミリーセダン 125の後継車として誕生した。ボディタイプは125と同じく4ドアセダンのみで、DOHCエンジンは標準型では従来の1,592cc 98馬力を流用したが、上級のスペシャルには124スポルトクーペ・スパイダーと同じ1,756cc 111馬力が与えられた。一方、車体は大型化され、デザイン的にも上級車の130や、同年にデビューしたBMW・520(初代)に似たスタイルとなった。この結果車両重量は重くなり、操縦性も鈍いステアリングと強いアンダーステアリング特性を示し、125のスポーツサルーン的な持ち味は失われた。
1976年にはマイナーチェンジを受け、車種体系がGLとGLS(従来のスペシャル)の二本立てとされ、フロントグリルの変更やサイドモールの追加が行なわれた。この際、不評であった操縦性にも改善が加えられたが、人気回復には至らなかった。
1977年には再度のマイナーチェンジを受け、インテリアデザインの変更や大型バンパー採用が行われ、1,995cc 112馬力と同燃料噴射付き122馬力モデルが1800に代わって登場した。これは1976年に130が生産中止となり、132はフィアットブランドの最上級モデル〔グループ内には130の直接の後継車としてランチア・ガンマが存在した〕として、よりフォーマルな乗用車としての役割が期待され始めたためで、イタリアでは運転手付きで使用される例も多く、防弾装甲が施される例もあった。1978年には2,435ccディーゼルエンジン車も追加された。また1,600ccエンジンは1,585cc 90馬力の新エンジンに換えられた。
132は日本市場には導入されなかった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フィアット・132/アルジェンタ」の詳細全文を読む




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