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フィアット・パンダ : ウィキペディア日本語版
フィアット・パンダ

パンダ(''Panda'' )は、イタリアフィアットが製造・販売する小型ハッチバック車である。
初代モデルは1980年から2003年まで、大きな変更を受けずに継続された。欧州で「Aセグメント」と呼ばれる最も小さな分類に属する乗用車である。
名称は動物のパンダにちなむが、これは初代モデル開発当初の主要市場として中国が企図されていたことによる。
== 歴史 ==

=== 開発の背景 ===
オイルショックによる打撃とともに1970年代半ばにフィアット社は副社長で実務を執り行っていたウンベルト・アニェッリ''Umberto Agnelli'' )の下で組織運営に多くの問題を抱えていた。これを解決するためにウンベルトの幼馴染で実業家のカルロ・デ・ベネデッティ''Carlo De Benedetti'' )が社外から招かれ、1976年4月に副社長に任命された。それまで自動車部門への投資を抑制する方針で1974年から1978年までの期間に新型車の発表がなかった同社の状況の中でデ・ベネデッティは即座に3種類の新型車の開発と社内の業績不振部門の切り捨てを発表した。
1976年7月デ・ベネデッティはイタルデザインジョルジェット・ジウジアーロを訪ね、フィアット・126のエンジンを使用した安価で簡単な構造の十分な室内空間を持つ新型車の要望を伝えた。デ・ベネデッティの「フランスの車のような感じ」という言葉をシトロエン・2CVのことだと理解したジウジアーロは、126と同等の重量と生産コストの小型車の設計に取り掛かった。ジウジアーロにしては異例なことにバカンスの期間も作業にあたり12月に最初のモックアップが完成した。翌年早々に2台がフィアット側技術陣に披露され、2月にはこの2台から採用案が選び出された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フィアット・パンダ」の詳細全文を読む




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