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フィッシャーの原理 : ミニ英和和英辞書
フィッシャーの原理[ふぃっしゃーのげんり]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [はら, もと]
  1. (n,n-suf,n-t) (1) origin 2. basis 3. foundation
原理 : [げんり]
 【名詞】 1. principle 2. theory 3. fundamental truth 
: [り]
 【名詞】 1. reason 

フィッシャーの原理 : ウィキペディア日本語版
フィッシャーの原理[ふぃっしゃーのげんり]
フィッシャーの原理(フィッシャーのげんり、''Fisher's principle'')とは多くの生物で性比がおおむね1:1になる理由の説明である。ロナルド・フィッシャーの『自然選択の遺伝学的理論(1930)』によって概略が示された。血縁選択説とならんで進化生物学における最も重要なアイディアの一つと考えられている。フィッシャーは彼の主張を「親の出費」という用語で説明し、親の出費はどちらの性の子を作るときでも等しいと予測した。
== 概要 ==
ウィリアム・ドナルド・ハミルトンは『異常な性比(1967)』でフィッシャーの原理を次のように説明した。
親の繁殖コストが、子の性がオスメスどちらでも等しい場合に:
#オスがメスよりも少なく生まれる集団を想定する
#新たに生まれたオスは、新たに生まれたメスよりも多くの配偶者を獲得でき、そのためより多くの子をもうけられると予測できる。
#したがって、遺伝的にオスの子をより多く産む親は、平均以上の孫を獲得できる。
#したがって、オスをより産みやすい遺伝子は広まり、次第にオスの割合が増加する。
#性比が1:1に近づくほど、オスを多く産む性質の有利さは次第に弱まる。
#この例はオスとメスを入れ替えても成り立つ。また一夫一妻でも、一夫多妻でも、配偶システムにかかわらずこの議論は成り立つ。1:1で性比は均衡する。
現代風に言えば、1:1の性比は進化的に安定な戦略である。このメカニズムが成立するのは集団内で自由交配が行われている場合である。また全ての個体が1:1の割合で雄雌の子を産む必要はない。半分の個体が1:2で、残り半分が2:1で子を産んでもこの集団は進化的に安定である。またこの均衡は、集団全体の子孫数を最大化するメカニズムではなく、それぞれの個体の子孫数を最大化するメカニズムによって起きることに注意が必要である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フィッシャーの原理」の詳細全文を読む




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