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フィナルフィン(Finarfin)は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『シルマリルの物語』の登場人物。 ノルドールの中つ国への帰還のさい、兄フィンゴルフィンとともに異腹兄フェアノールに従ったが、ヴァラールによる忠告を聞き入れて、かれに従う民とともにヴァリノールへと引き返した。 かれはアマンにおけるノルドールの上級王となった。 ヴァリノールにおけるかれのクウェンヤ名は、「高貴なフェンウェ」を意味するフィンウェ・アラトフィンウェ(Finwë Arato finwë)であった。 フィナルフィンはこのクウェンヤ名をシンダール語式に縮めたものである。 父はノルドールの上級王フィンウェ。 母はヴァンヤールの上級王イングウェの親類インディス。 異腹兄にフェアノール。 姉にフィンディスとイリメ。 兄にフィンゴルフィン。 妻はアマンにおけるテレリの上級王オルウェの娘エアルウェン。 息子にフィンロド・フェラグンド、アングロド、アイグノール。 娘にガラドリエル。 ---- フィナルフィンは、早期の原稿では「フィンロド」と呼ばれており、そのため初版の『指輪物語』では「フィンロド」として登場したが、これはのちの版では訂正された。〔J. R. R. Tolkien, "From Hobbiton to the Woodyend" In ''The Return of the Shadow'' ed. Christopher Tolkien, (Harper Collins), P. 72.〕 またかれの息子フィンロドも、早期の原稿では「イングロール」と呼ばれていた。「イングロール」から「フィンロド」への変更は、完全には訂正されなかった。〔Wayne G. Hammond, Christina Scall (2005), The Lord of the Rings A Reader's Companion, Harper Collins, 103-104,〕 このため、『指輪物語』に登場する、「フィンロド王家のギルドール・イングロリオン」の存在は、トールキンの残した大きな謎となった。 == フィナルフィンの系図 == トールキンの文書中のオロドレスは、明らかにアングロドの息子であるが、刊行された『シルマリルの物語』ではフィナルフィンの息子の一人となっている。これは『シルマリルの物語』の出版時に編者クリストファ・トールキンが変更したためであるが、この変更は間違いであったと、のちにクリストファは認めている。〔J. R. R. Tolkien, "The Shibboleth of Fëanor." In ''The Peoples of Middle-earth'' ed. Christopher Tolkien (Boston: Houghton Mifflin, 1996), pp. 349-351, ISBN 0-395-82760-4. 〕中つ国の正典を参照。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フィナルフィン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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