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フィリップス・イドウ(Phillips Olaosebikan Idowu、1978年12月30日 - )は、イギリスの男子陸上競技選手。2008年北京オリンピックの銀メダリストである。ハックニー・ロンドン特別区出身。 == 経歴 == イドウは学生のころはバスケットボールとアメリカンフットボールの優秀な選手であった。しかし、ジュニアのころもっとも成功を収めたのは陸上競技であった。1997年に、イギリスの学生選手権とイギリスU20選手権の三段跳を制し注目を浴びた。同年のヨーロッパジュニア選手権では4位という成績を収めている。2000年には、世界ランクも10位以内まで上昇。シドニーオリンピックに出場し、6位入賞を果たした。 イドウが初めて大きな国際大会でメダルを獲得したのは、2002年のコモンウェルスゲームズである。この大会では、17m68の自己ベストで、同じイングランドのジョナサン・エドワーズに次いで銀メダルを獲得した。しかし、同年のヨーロッパ選手権では5位に終わっている。 イドウは、ひざの手術のため2003年のシーズンを棒に振る。2004年にアテネオリンピックに出場するため競技に復帰。予選では17m33を跳び2位で決勝進出を果たした。しかし、決勝では記録なしに終わった。 イドウは、2006年3月、メルボルンで開催されたコモンウェルスゲームズに出場。17m45で金メダルを獲得する。しかし、夏に行われたヨーロッパ選手権まで好調を維持できず5位に終わってしまう。 イドウは、2008年の世界室内選手権を制し、初めての世界タイトルを獲得する。優勝記録の17m75は、かつてのライバルであったエドワーズの記録を破る英国室内記録であった。優勝したイドウは、プレゼンターを務めたエドワーズから金メダルを授与された。 8月の北京オリンピックに向けて、イドウは、イギリスの代表選考試合に出場。17m58の2当年の世界ランクトップの記録でオリンピック出場を決める。北京の決勝では、3回目に17m62を跳びいったんはトップにたったものの、ポルトガルのネルソン・エボラに4回目に逆転され、イドウは銀メダルに終わった。試合後のインタビューでは残念な表情を浮かべたものの、4年後のロンドンオリンピックへの挑戦を語った。 2009年世界陸上ベルリン大会において、17m73の屋外自己ベスト記録で優勝した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フィリップス・イドウ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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