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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
フィリドール・ディフェンス (Philidor Defence) は、チェスのオープニングの1つ。非公式の世界チャンピオンだったフランソワ=アンドレ・ダニカン・フィリドールが考案し研究したことから「フィリドール・ディフェンス」と名づけられた〔『定跡と戦い方』、36頁。〕。書籍等によっては、「フィルドール・ディフェンス」と表記されている場合もある。 右図は、その基本形となっている〔『定跡と戦い方』、35頁。〕。基本形までの手順は1. e4 e5 2.Nf3 d6である〔。黒の2手目の2.… d6で黒のキング側のビショップがe7にしか動けなくなるので〔、自ら攻撃せず白からの攻撃に対して反撃するオープニングであるといえる〔。フィリドール自身は「自分が研究したオープニングを用いなくても勝てる」と豪語し〔、1度もこのオープニングを指したことはなかった〔。第二次世界大戦後のグランドマスターたちには殆ど指されなかったが〔、1970年代半ばにリバイバルしたことがある〔『図解 早わかりチェス』、180頁。〕。 == 主な変化 == 3.d4 Nd7 4.Bc4 c6 5.0-0 Be7 6.a4 Ngf6 7.Nc3 Qc7 8.Qe2 0-0 9.h3 h6〔『定跡と戦い方』、36-38頁。〕 この変化は形勢互角〔『定跡と戦い方』、38頁。〕。 白の3手目では3.Bc4が他にあるくらいで、大抵3.d4と指す〔『定跡と戦い方』、37頁。〕。なおレガルのメイトは3.Bc4の変化である〔1.e4 e5 2.Nf3 d6 3.Bc4 Bg4?! 4.Nc3 g6 5.Nxe5! Bxd1?? 6.Bxf7+ Ke7 7.Nd5#や1.e4 e5 2.Nf3 d6 3.Bc4 Nc6 4.Nc3 Bg4?! 5.h3 Bh5? 6.Nxe5! Bxd1?? 7.Bxf7+ Ke7 8.Nd5#或いは1.e4 e5 2.Nf3 d6 3.Bc4 Nc6 4.Nc3 Bg4?! 5.0-0 Nd4? 6.Nxe5! Bxd1?? 7.Bxf7+ Ke7 8.Nd5#等の手順があるがいずれも「レガルのメイト」と呼ばれる。〕。3.Bb5+?とチェックをかけるのは悪手〔『やさしい実戦集』、198頁。〕。3.… c6とポーンをビショップに当てられ白は1手損する〔。 黒の3手目では他に3.… Nf6がある〔。3.… Nf6に対しては4.dxe5と4.Nc3の2つの応手があり〔、4.dxe5なら4.… Nxe4 5.Nbd2 Nc5 6.Nc4 d5 7.Bg5 Qd7 8.Ne3 c6と進行する〔。4.Nc3なら4.… Nbd7 5.Bc4 Be7 6.0-0 0-0 7.Qe2 c6と進行する〔。 4.… Be7?は5.dxe5 Nxe5 6.Nxe5 dxe5 7.Qh5で黒が不利〔。この変化の途中で5.… dxe5??は6.Qd5で白の勝ち(黒はチェックメイトから逃げることが出来ない)〔。 4.… Ngf6は5.dxe5 Nxe5 6.Nxe5 dxe5 7.Bxf7+ Kxf7 8.Qxd8 Bb4+ 9.Qd2でポーンを1つ損する〔。この変化の途中で5.… dxe5?とするのは6.Ng5!が好手〔。 4.… h6は5.dxe5 dxe5 6.Bxf7+! Kxf7 7.Nxe5+ Kf6 8.Qd4 c5 9.Nxd7+ Ke7 10.Qxc5+ Kxd7 11.Qb5+となり白はビショップを犠牲にした代償としてポーンを3つ取り、攻撃が続くので白有利〔『定跡と戦い方』、37-38頁。〕。 5.Ng5とf7を狙っても5.… Nh6で失敗〔。 6.a4は6.… b5を防いだ手〔。 8.… Nb6は9.dxe5 dxe5 10.Bxf7+ Kxf7 11.a5 Nbd7 12.Qc4+ Ke8 13.Ng5で黒の形が悪くなる〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フィリドール・ディフェンス」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Philidor Defence 」があります。 スポンサード リンク
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