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フィルミクテス門(Firmicutes、ファーミキューテス、グラム陽性細菌門)とは、低GC含量とグラム陽性に特徴付けられる真正細菌の門である。グラム陽性低GC含量細菌とも呼ばれる。200近くの属を含み、真正細菌の中ではプロテオバクテリア門に次ぐ多様性を持つ。 腸内細菌や皮膚常在菌、病原菌あるいはヨーグルトなどの発酵食品を通じて人間にも比較的なじみの深いグループである。 == 特徴 == グラム陽性菌はフィルミクテス門(グラム陽性菌門)と放線菌門(Actinobacteria)の2つに大別されるが、フィルミクテス門はDNA中のGC含量(全核酸塩基中のG+Cの割合)が低いことが特徴である。GC含量は55%未満で、40%前後のものが多い。特徴的な耐久構造である芽胞を形成する能力を持つ種が広い分類範囲に含まれることから、芽胞形成能力を持った偏性嫌気性の祖先から進化してきたと考えられている。 学名は細胞壁の構造に由来しており、ラテン語でfirmusフィルムス(強固な)+cutisクティス(皮膚)という意味になっている。ただし、国際細菌命名規約は門の階級について規定しないため、厳密に言えばFirmicutesは学名ではなく、ただのラテン語名に過ぎない。ファーミキューテスはこれを英語風に発音したものである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フィルミクテス門」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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