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フィリップ・ヘンリー・ニークロ(Philip Henry Niekro, 1939年4月1日 - )は、MLBの元選手。ポジションは投手。アメリカ合衆国オハイオ州ブレイン出身。ニックネームは「Knucksie」。 5歳下の実弟ジョー・ニークロは元投手で、甥のランス・ニークロも元MLB選手。 == 経歴 == 6月19日にミルウォーキー・ブレーブスと契約。4月15日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦でメジャーデビュー。 28歳のに初の10勝をあげ、50日間に及ぶストライキでシーズンが中断されたを除いて、47歳のまで19回の二桁勝利をあげ、シーズン20勝も30歳の、35歳の、40歳のと3回記録している。この間、1981年を除いて毎年200イニング以上を投げた息の長さ、しかも現在のメジャーではまずあり得ないシーズン300イニング〔ニークロが最後に300イニングを投げた1979年以後で、シーズン300イニングを投げた投手は翌のスティーブ・カールトン(フィラデルフィア・フィリーズ、304回)唯一人のみで、以後30年以上いない。〕も4回あり、ここまでのコンスタントな活躍は驚異的である。 弟ジョーもナックルボーラーとして通算221勝を挙げた投手で、兄弟の合計勝利数539はMLB最多記録である。には日米野球で来日しているが、この時、弟ジョー(当時ヒューストン・アストロズ)も共に来日している。日本のファンにナックルボールの脅威を見せつけた。 8月5日、サンディエゴ・パドレス戦でノーヒットノーランを達成。守備にも優れ、ナショナルリーグのゴールドグラブ賞を5回受賞した。にはロベルト・クレメンテ賞を受賞している。 45歳にして、20年在籍したブレーブスを離れニューヨーク・ヤンキースに移籍。には弟ジョーもヤンキースに移籍。10月6日のトロント・ブルージェイズ戦で完封勝利を収め、通算300勝を達成。46歳189日での300勝達成はMLB史上最年長。同時にこの完封勝利もMLB史上最年長となった。この時、ジョーが真っ先にマウンドに駆け寄り、兄を祝福している。 開幕直前に突如ヤンキースを解雇され、クリーブランド・インディアンスに移籍。この年も47歳で11勝を記録。翌も夏までに7勝をあげるが、地区優勝を狙うトロント・ブルージェイズに移籍。しかし、3回の先発で打ち込まれて解雇され、引退を決意した。かつて所属していたブレーブスが引退登板のために契約し、シーズン最終戦に先発。48歳にして現役を引退した。背番号35はアトランタ・ブレーブスの永久欠番となっている。 40歳以降に121勝を挙げており、これはMLB記録である。24年間の選手生活で一度もワールドシリーズに出場することなく引退し、これもMLB記録となっている。ポストシーズンに出場したのも1969年とのわずか2回のみであった。通算3342奪三振は歴代10位。投球回数5,404回1/3は歴代4位だが、ライブボール時代開始の1920年以後のみに登板している投手に限れば1位である。 、アメリカ野球殿堂入り。 甥のランスはにサンフランシスコ・ジャイアンツで内野手としてメジャーデビューした。に解雇されたが、現在フィルの下ナックルボーラーとなるべく指導を受けているという。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フィル・ニークロ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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