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フィンゴリモド(Fingolimod、またはFTY720)は免疫抑制剤で、リンパ球がリンパ節から体液中に出るのを妨げて免疫を抑制する。系統名は2-アミノ-2-プロパン-1,3-ジオール。CAS登録番号。 京都大学の藤多哲朗教授と台糖、吉富製薬(FTYの名称は三者にちなむ)の共同研究で''Isaria sinclairii'' (冬虫夏草菌の一種)に含まれる成分ミリオシン(Myriocin、ISP-1)に免疫抑制効果が見出されたことから、この化合物の構造に基づいて新たに合成され、その後三菱ウェルファーマ(現・田辺三菱製薬)等で開発が行われた。 腎移植および多発性硬化症に対する治験が行われ、現在は多発性硬化症治療薬として発売されている。アメリカ合衆国では2010年9月、日本では2011年11月28日に発売された〔田辺三菱製薬とノバルティスファーマ、多発性硬化症における経口治療薬「フィンゴリモド」を発売、患者の負担軽減に期待 、マイライフ手帳@ニュース、2011年12月28日(2012年4月8日閲覧)〕。 商品名はイムセラ®(田辺三菱製薬)、ジレニア®(ノバルティスファーマ)。 従来の多発性硬化症治療薬のインターフェロンβ-1a(筋肉内注射)とは異なり、1日1回、カプセル1錠を経口投与する。2011年11月末の薬価収載では、0.5mgカプセル一錠当たり8172円である。 ==作用機序== スフィンゴシンのアナログであり、スフィンゴシンキナーゼによりリン酸化され〔 〕、スフィンゴシン-1-リン酸受容体の1つであるS1PR1に結合してアゴニストとして働くと考えられている。またそれとは別に、カンナビノイド受容体のアンタゴニスト、ホスホリパーゼA2(cPLA2)阻害剤、またはセラミド合成酵素阻害剤であるとの報告もある。 その他の自己免疫疾患への適用も考えられている〔〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フィンゴリモド」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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