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フイニイ : ウィキペディア日本語版
フイニイ

フイニイ日本競走馬。おもな勝ち鞍は阪神大賞典ハリウッドターフクラブ賞など。
社台牧場からのれん分けして間もない時期に社台ファームが送り出した最初期の活躍馬であるが、4度出走した天皇賞で2着3回、3着1回など、大一番での勝負弱さとツキのなさが目立った。
父はラトロワンヌの孫でQuadrangle(ベルモントステークストラヴァーズステークスローレンスリアライゼーションステークスなど)の父として知られるCohoes、母ラザニナの母系は、リボーの近親という当時でも世界的な良血馬であった。当時の社台ファームは、リーディングブリーダーこそ獲得したものの、八大競走を勝利した馬が出ておらず、是非クラシック競走を勝てる馬を作りたいとの吉田善哉の強い思いから、リボーの近親であるラザニナに白羽の矢をたて、購入したのであった。また持込馬になる産駒についても、競走馬での良績と、引退後の種牡馬入りに多大な期待を掛けていた。
* 馬齢については原則旧表記(数え)とする。
== 誕生 ==
フイニイは、社台グループ総帥・吉田善哉が基幹繁殖牝馬として購入したラニザナの仔として誕生した。ラニザナは、吉田がアメリカで購入した時点で仔を宿しており、フイニイは所謂持込馬であった。なお、フイニイと言う馬名の由来であるが、ラニザナ購入に協力したアメリカの著名な競馬人の名前からである。
千葉の社台ファームで産まれたフイニイは、尾形藤吉調教師の目に留まり、厩舎の馬主であった永田賢介が購入したが、吉田は種牡馬としての買戻し条件をつけており、引退後は社台ファームで種牡馬とする事を考えていた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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