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フェアウェイ系(フェアウェイけい、)は、馬(主にサラブレッド)の父系(父方の系図)のひとつ。 == 概要 == 大種牡馬ファラリスの産駒で、ファロスの全弟であり、イギリス・アイルランドのリーディングサイアーの座に4度輝いたFairwayを祖とする父系である。 フェアウェイとLady Jurorとの間に生まれたFair Trialが1950年に英リーディングサイアーに輝くと、1957年に3代目のCourt Martial、1959年に同じく3代目 Petition、1979年に4代目Petingo、1980年に5代目Pitcairnが英リーディングサイアーになるなど、1980年代前半までの欧州競馬(特に英国)を代表する血統であった。 日本においても、ダービー馬ダイシンボルガード、タニノハローモア、皐月賞馬ヘキラク、牝馬ながら有馬記念に勝ったスターロツチなどを出している。 しかし流行血統ならではの悲哀も付き纏い、次第に近親交配などが進んでいくと徐々に父系自体の勢力を失っていく事になる。1967年に生まれたBrigadier GerardはFair Trialの3×3の近交を持つQueen's Hussarを父とし、2000ギニーでミルリーフを圧倒し、その後デビュー以来無敗の15連勝を達成するなど欧州最強マイラーといわれながら、大競走を制する産駒を出さないままに亡くなっている。 そのほか、1978年生まれで1981年の英ダービーを10馬身差で制したShergarが種牡馬入り直後に誘拐され行方不明になったこと、期待されていたTroyが1983年に7歳で急死したこと、日本に輸出されたイングリッシュプリンスの早世、グランディの失敗などにより、現在ではほとんどその父系は世界から見られなくなってしまった。 2007年にドバイゴールデンシャヒーンを制したKelly's LandingはBrigadier Gerardの玄孫にあたるが、セン馬である。 フェアウェイ系種牡馬を母父に持つ名馬は数多い。名種牡馬Lyphardの他、近年の日本に関係した馬では、ホワイトマズル、クロフネやピルサドスキー・ファインモーション兄妹などもこれに該当する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フェアウェイ系」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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