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フェオダクチラム()は植物プランクトンである珪藻の属の一つ。フェオダクチラム属には ただ一種が含まれる〔Tomas p269. もう一種、''P. reichelti'' が記載された記録があるが、記載の有効性は検証されていない。''Phaeodactylum reichelti'' (Voigt) Bohlin - algaebase〕ため、特にこの種のことを指す。 フェオダクチラムは後述の特徴から典型的な珪藻とは言えないが、モデル生物として最も研究されている珪藻の一つである。本種は形質転換や RNAi の手法が確立されており、分子生物学・分子遺伝学のツールとして利用されている。 == 形態 == 他の多くの珪藻とは異なり、フェオダクチラムは異なる3種類の細胞形態(紡錘形、三角形、卵型)をとる〔Tomas p270 図版右上〕。紡錘形の細胞は不動だが、卵型の細胞は基物上を這って移動する。紡錘細胞の長さは 25-35μm、卵型は直径およそ8×3μm。三角形の細胞は比較的稀である〔Tomas p269〕。この形態の変化は環境条件に左右され、また株により形態変化の傾向が異なることが報告されている。フェオダクチラムの基本形は紡錘形だが、一部の株は低温や低塩などのストレス条件に晒すと卵型が誘導される。三角形の誘導条件は定かでないが、振盪培養によりこの形態が出現する例が報告されている〔。このような特徴は、細胞形態の制御や形態形成の分子機構を解明するために利用される。 いずれの形態の細胞も内部に葉緑体を一つ持つ。殻表面の条線や胞紋は光学顕微鏡では確認できない〔。珪藻でありながら、フェオダクチラムの細胞壁はほとんど珪酸化されていない。他の珪藻と同様の珪酸被殻が形成されるのは、珪酸存在下で培養された卵型の細胞のみである〔。従って本種の珪酸要求性は通性であり、珪酸欠乏条件でもある程度増殖することができる。 紡錘形の細胞は に形態が似ているため、 と呼ばれる系統が長らく生理実験に用いられてきた。これが誤同定であり、実は本属であると判明したのは、電子顕微鏡による形態観察が行われるようになってからである〔Tomas p271〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フェオダクチラム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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