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フェドロフM1916(ロシア語:)とは1913年にロシア帝国軍が採用し、1916年に配備された自動小銃である。 20世紀初頭の水準では弱装である日本の6.5mm×50SR弾(三八式実包)を使用し、フルオート射撃時の反動を抑制し、「個々の兵士が携行できる軽量フルオート小銃」という、後のアサルトライフルと同じコンセプトを世界で最初に実用化した製品である。 フェドロフM1916はロシア革命の混乱の中で少数・短期間の配備に止まった過渡期の製品だったが、開発者のウラジーミル・グリゴーリエヴィチ・フョードロフ(後に中将)はソ連軍及びロシア軍で採用された各種銃器の開発を牽引して多くの銃器デザイナーを育成し、1943年から始まった小銃弾と拳銃弾の中間の性能をもつ弾薬の開発と、それを用いるRPD軽機関銃やSKSカービン、AK-47などの開発で中心的な役割を果たした。 == 特徴 == フェドロフM1916は当時のライフル銃に比べると短いカービンサイズである。また反動利用の作動機構を採用し、ガス利用作動方式のガスピストン等が必要でないため、重量は4.4kgと比較的軽量にまとめられている。 フルオートでのコントロールを容易にするために、弾倉の前部にはフォアグリップが備えられている。 閉鎖方式にはモーゼル式のショートリコイル方式を採用しており、その閉鎖・開放の流れは右図に示されている通りである(詳細は“ショートリコイル”を参照)。 ショートリコイル方式の銃器は射撃時に銃身が前後するため、銃身が固定されたボルトアクション方式と比較すれば命中精度が劣り、小銃に採用される事は稀で、一般には拳銃や短機関銃に採用される事が多い。 スムーズに銃身を前後させ、白兵戦時に銃身を掴まれるなどして作動不良を招かないように、銃身はストックおよび放熱筒で覆われており、銃身に過剰な負担をかけないために、銃剣はストック部放熱筒に固定される構造となっていた。 また、重量の軽減と連射時のバレル冷却の目的からバレル自身にフルート加工が施され(銃身に溝を彫り、表面積を増やして冷却効果を上げる方法)フォアストック部には放熱性の高いアルミ材と鋼板が使用された。 フェドロフM1916には幾つかのバリエーションが存在し、銃身に二脚を装着した分隊支援火器タイプと、マガジンが上になるように上下を逆にして2挺を連結した軽機関銃タイプが存在する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フェドロフM1916」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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