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フェニアン : ウィキペディア日本語版
フェニアン

フェニアンFenian)は、19世紀から20世紀にかけてアイルランドの独立と共和国樹立に傾注した友愛団体である、フェニアン団並びにアイルランド共和主義団(IRB)の隠語1831年アメリカ合衆国で設立されたアイルランド共和主義団体に対して、ケルト語学者のジョン・オマホニーが「フィアナ」(''Fianna''、アイルランド・スコットランド神話に見られる騎士団の意)にちなんで初めて用いた〔Ryan, p.317〕〔Leon Ó Broin (1971), p. 1〕〔Marta Ramón, p. 89〕〔P. S. O'Hegarty, 415〕〔Robert Kee, p. 14〕。
今日でも使用されてはいるが、もっぱら北アイルランド及びスコットランドにおけるアイルランド民族主義の支持者を指す語となっている。また、カトリックを奉じるアイルランド人に対する蔑称としても用いられてきた〔Socialist Worker 〕〔The Free Dictionary 〕。こうした経緯があるため、19世紀のフェニアンに敬意を表しつつも、自らを「民族主義者」なり「共和主義者」と形容するアイルランド民族主義者は多い。
== フェニアン主義 ==
オマホニーによると、フェニアン主義とはアイルランドが独立のための自然権を有しており、この権利は武装革命によってのみ達成可能という、2つの原理に象徴されるという〔Ryan, p. 318〕。
なお、フェニアン主義という語自体は、イギリスの支配階層が1860年代労働者階級やアイルランド民族主義のシンパを動員する行為を指して使うことがあった程度である。それも既存の社会秩序が労働組合主義によって置き換えられるような、文明社会を転換させる恐れを懸念する文脈においてであった〔McGee, pp. 13-14〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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