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フェリクス・フォン・ルックナー : ミニ英和和英辞書
フェリクス・フォン・ルックナー[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

フェリクス・フォン・ルックナー : ウィキペディア日本語版
フェリクス・フォン・ルックナー[ちょうおん]

フェリクス・フォン・ルックナー伯爵Felix Graf von Luckner1881年6月9日 - 1966年4月13日)は、ドイツ海軍軍人冒険家第一次世界大戦において武装帆船ゼーアドラー号(Seeadler)を操って通商破壊戦を行い、約30,000トンの船舶を拿捕、撃沈させ、海の悪魔(Der Seeteufel)と恐れられた。また、彼と乗組員をあわせて皇帝陛下の海賊たち(Die Piraten des Kaisers)とも呼ばれた。
自艦の乗組員のみならず、敵兵にもほとんど死傷者を出さなかったことから、騎士道精神の持ち主として称えられた。
== 前半生 ==

1881年6月9日ドレスデン近郊で生まれる。フォン・ルックナー伯爵家は代々騎兵士官を輩出した家柄であったが、ルックナーは幼い頃から海軍士官になることを望んでいた。また、アメリカ・インディアンの生活にも興味を持ち、いつかアメリカ大陸に渡ることを願っていた。
1895年、13歳の時、ルックナーは家出してハンブルクに向かい、フェラックス・ルーディッゲ(Phylax Ludecke)という偽名を使って、ロシア船籍の帆船ニオベ号(Niobe)のキャビンボーイとなった。ニオベ号はオーストラリアへ向かい、ルックナーはフリマントルで船を下りた。その後の約7年間、ルックナーはさまざまな職を転々とした。ホテルの皿洗い、救世軍の一員、燈台守の助手、猟師、インド人奇術団員の手伝い、ボクシング選手、漁師、メキシコ軍の歩兵、鉄道の敷設労働者、バーテンダー、などである。ただし、7年の大半は水夫として過ごした。将来のために貯蓄をしておいたルックナーは、ドイツに帰国するまでに3800マルクを稼いだという。
1903年、ドイツへ帰国したルックナーは、リューベックで航海士の訓練学校に入学した。卒業後、准士官の地位で、ハンブルク=アメリカ定期航路の汽船ペトロポリス号(Petropolis)に乗艦。9ヶ月の勤務の後、一年志願兵の資格を得た(一年志願兵制度とは、商船の乗組員を予備海軍士官として養成する制度のこと)。1904年、一年志願兵としてドイツ海軍に入隊したルックナーは、1年勤務後の1905年、予備海軍士官となった。幼い頃の夢どおり、海軍士官の制服を着ることができたルックナーは、ようやく故郷に帰った。息子は行方不明になり、とっくに死んだと思っていた両親は、突然の帰還に驚喜したという。その後2年間、ルックナーはハンブルク=アメリカ定期航路の航海士として働きながら船長になるための勉強をした。1907年、ルックナーは船長試験に合格して船長の資格を得た。それから1911年まで、依然としてハンブルク=アメリカ定期航路で働いた。
1912年、ルックナーに海軍への現役勤務を命じる辞令が届き、教育課程を受けた後にプロイセン号(Preusen)に配属された。1913年、西アフリカのカメルーンに派遣されていた砲艦パンター号(Panther)に転属となった。カナリア諸島のフェルテヴェントゥラ島に滞在した折、ドイツ人実業家の娘のイルマ(Irma)に出会った。彼女に一目ぼれしたルックナーは交際を申し込み、ドイツに帰国後に婚約した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フェリクス・フォン・ルックナー」の詳細全文を読む




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