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フェルマー=カタラン予想 : ミニ英和和英辞書
フェルマー=カタラン予想[-よそう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ラン : [らん]
 【名詞】 1. (1) run 2. (2) LAN (local area network) 3. (P), (n) (1) run/(2) LAN (local area network)
予想 : [よそう]
  1. (n,vs) expectation 2. anticipation 3. prediction 4. forecast 
: [そう]
 【名詞】 1. conception 2. idea 3. thought 

フェルマー=カタラン予想 : ウィキペディア日本語版
フェルマー=カタラン予想[-よそう]
フェルマー=カタラン予想(-よそう、:Fermat–Catalan conjecture)とはフェルマーの最終定理カタラン予想を結びつけて提起された数論予想である。内容は以下の方程式自然数解について述べたものである。
:a^m + b^n = c^k\quad
ここで ''a'', ''b'', ''c'' は互いに素な自然数で、''m'', ''n'', ''k'' は以下の不等式を満たす自然数とする。
:\frac+\frac+\frac<1
この予想は上記の方程式と不等式をともに満たす ''a'', ''b'', ''c'', ''m'', ''n'', ''k'' の6つの数の組が有限個であるという命題である。上の不等式から ''m'', ''n'', ''k'' は全て2以上で、うち少なくとも二つは2より大きい。

''m'' = ''n'' = ''k'' = 2 の場合は ''a'', ''b'', ''c'' はピタゴラス数であって、方程式を満たす ''a'', ''b'', ''c'' の組は無限個あることが分かっているが、これらは上の不等式を満たさないので不適である。

また ''m''>3 で ''m'' = ''n'' = ''k'' の場合は ''a'', ''b'', ''c'' はフェルマーの最終定理の方程式(のうち指数が4以上のもの)を満たす自然数解であるが、それらは存在しないことがワイルズによって証明されている。
== 知られている解と関連する予想 ==
2014年現在、以下の10個の解が知られている。〔ポメランス(2008), "Computational Number Theory", ガワース; Barrow-Green, June; Leader, Imre, The Princeton Companion to Mathematics, Princeton University Press, pp. 361–362, ISBN 978-0-691-11880-2 〕
:1^m+2^3=3^2\;
:2^5+7^2=3^4\;
:13^2+7^3=2^9\;
:2^7+17^3=71^2\;
:3^5+11^4=122^2\;
:33^8+1549034^2=15613^3\;
:1414^3+2213459^2=65^7\;
:9262^3+15312283^2=113^7\;
:17^7+76271^3=21063928^2\;
:43^8+96222^3=30042907^2\;
最初の 1^m+2^3=3^2 では ''m'' は上記の不等式を満たすために6より大きい数である必要があり、カタラン予想の方程式を唯一満たす解を表している。フェルマー=カタラン予想ではこの解の ''m'' の値の違いは考えずに、それらは全て一つの解とみなす。カタラン予想は2002年プレダ・ミハイレスクによって解決された。

ファルティングスの定理からは上記の不等式を満たす ''m'', ''n'', ''k'' のそれぞれの組について、有限個の ''a'', ''b'', ''c'' の組の解が存在することが示されるが、フェルマー=カタラン予想のほうがより強い予想である。これは条件の不等式を満たす ''m'', ''n'', ''k'' の3つ組は無限個の組み合わせがあり、したがって ''m'', ''n'', ''k'', ''a'', ''b'', ''c'' の6つ組にも無限個の組み合わせがあるとも考えられるからである。

今まで見つかっている解のなかでは、''m'', ''n'', ''k'' のうち1つは 2 である。また、そのなかでは ''m'', ''n'', ''k'' は互いに素である。''m'', ''n'', ''k'' が全て 3 以上で ''a'', ''b'', ''c'' が互いに素であるような解はないという予想(Beal予想)がある。''a'', ''b'', ''c'' が 1 より大きい公約数をもつ場合としては 3^3 + 6^3 = 3^5 などがある(この場合は 3 が公約数)。

ABC予想からフェルマー=カタラン予想を導くことができる。つまり、ABC予想が真ならばフェルマー=カタラン予想も真である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フェルマー=カタラン予想」の詳細全文を読む




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